SFC会員デビューの方に読んで欲しい。ANAプラチナ会員オススメ防衛路線

この記事では既にANASFC会員の資格を保有していて、翌年度のステータスを防衛する為に国際線をメインに防衛修行を考えている方に向けて執筆しており、獲得マイルに関してはSFC会員(ゴールドカード)+プラチナ会員1年目の条件を元にシュミレーションをしていますので、これから先SFC修行をされる方はPPに関しては平会員と同じですので、PP単価は計算できます。SFC修行はマイルよりもPPを重要視されるかと思いますので、SFC修行僧や上級会員の方にも参考になれば嬉しく思います。

プラチナ会員になる為には?

ANA及びスターアライアンス系の航空会社を利用した際の一年間に獲得したプレミアムポイント数で、翌年度のプレミアムステイタスが決定する。はじめのうちは少しややこやしいかもしれませんが、毎年1月1日から12月31日に獲得したプレミアムポイントの数に応じて翌年度のステイタスが決定し、4月から1年間(翌年度の3月31日)にわたって「プレミアムメンバーサービス」を受けられるステータスである。ここでは詳しい内容は書きませんが、プラチナ会員になる為には50,000PP、その内25,000PPはANA自社運行便で獲得する事が条件である。またSFC会員というのは、ANAカードをプラチナステータスが反映されている期間に発行する事で生涯上級会員の資格を得る事。

 

 

 



 

 

SFC会員になったらゴールと思っている方がいますが、SFC会員になってから初めてスタート地点に立てるのだと認識しており、如何に賢くSFC会員の恩恵を受ける事が出来るかが今後の旅の肝となってくるのではないでしょうか。勿論行きたい国にアライアンス関係なく訪れる事も海外旅行の楽しみですが、暫くはステータスの恩恵を最大限に体験する為だけの航空旅行に明け暮れるのもいいかもしれません。

そこで今回は海外発券の王道であります、2路線を紹介したいと思います。

クアラルンプール発券ニューヨーク

まず一つ目はクアラルンプール=羽田=那覇でもお馴染みのマレーシア/クアラルンプール発券の航空券を紹介したいと思います。クアラルンプールはSFC修行で王道の発券地でありますが今回は那覇ではなく、羽田経由で最終目的をニューヨークにしてみました。修行でも使われる行程ですが、どちらかと言うとステータス防衛に利用される印象を受けます。最終目的地が那覇と比べ電子渡航ビザの取得や、現地の行動面から難易度があがるので、海外旅行初心者には抵抗があるかもしれあせんが一気にマイレージとPPを獲得できるので非常に魅力的の路線である。

では早速行程を見ていきたいと思います。

日付、滞在日数に関しては考慮せずにお話をしていきたい。この行程でニューヨークの滞在日数が1泊2日と非常に短くなっていますが、観光を楽しみたい方は3泊4日までは運賃が変わらない日もありますので、ご予算に応じて検索してみるといいかもしれません。クアラルンプールから羽田のフライトが初日にあるとおもいますが、乗継時間が微妙で一度日本に入国してホテルに宿泊する事になると思います。プロの防衛修行をされる方は羽田空港国際線ターミナルは24時間営業なので野宿する方もいますが、ニューヨークまでの長距離フライトを快適に過ごす為には、成田周辺のホテルに宿泊する事をお勧めします。

果たしてこの行程ではどれだけ貯める事ができるのか、見ていきたい。

クアラルンプール=羽田のシュミレーション

羽田=クアラルンプール線の飛行時間は約7時間と非常に近いですが、プレミアムポイント(PP)がアジア路線ですので1.5倍の加算率となり、距離の割にPPが効率よく貯める事が出来るのが魅力である。前半にも述べましたが、PPに関しては上級会員であっても平会員であっても変わりませんので、参考にして頂ければ幸いです。

マイレージに関しては、「ANASFCゴールドカート+プラチナ会員」を検索条件に加えているので、プレミアムステイタス利用カード別積算率は95%となっています。

 

 



 

 

羽田=ニューヨーク間のフライトシュミレーション

こちらは羽田=ニューヨーク線もシュミレーションです。クアラルンプール線では6,509マイルしか獲得できませんが、ニューヨーク線は約倍の距離がありますので13,109マイルと長距離線の恩恵を最大限に受ける事が出来るだろう。しかしお気づきの方もいるでしょうが、獲得プレミアムポイント(PP)に関しては7,123PPと、羽田=クアラルンプール線の5,407PPと比べ僅か+1,716PPしか獲得出来ない。

クアラルンプール線がSFC修行で人気なのは路線倍率が1.5倍という事で短距離でありながら、長距離線並のプレミアムポイントを獲得できるからで、ニューヨーク線は1倍と獲得マイルは多く貰えるが、プレミアムポイントに関しては効率がいいとは言えない。しかしクアラルンプール発券という事で日本発券のプレミアムエコノミーをEクラスで予約した場合の価格より安いので、PP単価は非常に低く抑える事ができ、プラチナ防衛の50,000PPに関しては2往復、そしてダイヤモンド修行に関しては4往復すれば100,000PPをクリアする。しかし、日本=クアラルンプール線を別途で購入してクアラルンプールに向かう必要があるので、中国国際航空のビジネスクラス航空券を発券するか、プラチナであれば1往復+別路線の航空券を発券するなど可能な限り50,000PP台で抑える事もいいだろう。

パリ発券シドニー

2路線目はフランスのパリ発券、シドニー行きの航空券を紹介します。

クアラルンプール線と同様にパリ=シドニー線の往復航空券とは別に日本=パリ線の航空券を発券する必要がありますので、1路線目と比べると予算は10万円以上高く設定する必要があります。しかし日本人も大人気の都市であるフランスのパリとオーストラリアのシドニーを1回の海外旅行で楽しめるとなると選択肢に入れるのも良いですね。

羽田=パリ線は欧州線ですので路線倍率が1倍、羽田=シドニー線は1.5倍と路線1と同様の倍率設定となっている。費用面であれば、海外発券1.5倍路線の単純往復+那覇(路線倍率2倍)に軍配があがりますが、観光重視、時間重視の方に人気がある。

修行ではEクラス積算率100%で発券していますので、マイレージやアップグレードポイントを利用してアップグレードをする事も可能ですので快適なビジネスクラスの旅を経験するのもいいかもしれません。

パリ=羽田間のフライトシュミレーション

 



 

 

羽田=シドニー間のフライトシュミレーション

この路線を全てプレミアムエコノミーからビジネスクラスにアップグレードをした場合どれくらいのマイルが必要なのか計算をしてみたいと思います。

パリ=羽田の基本マイレージ数は6,194マイルですので「28,000マイル」、羽田=シドニー線は4,863マイルですので「25,000マイル」。よって(28,000+25,000)×2=106,000マイルが必要となります。

因みに1路線目に紹介したクアラルンプール=羽田の基本区間マイレージ数は3,338マイルですので「18,000マイル」、羽田=シドニー線は6,723マイルなので「28,000マイル」。よって(18,000+28,000)×2=92,000マイルが必要となります。

ビジネスクラス特典航空券を日本=欧州間で発券した場合、90,000マイルが必要ですので防衛修行でプレミアムエコノミーを利用する場合はマイルにてアップグレードをする価値はあると思います。

勿論マイルを使わずにアップグレードポイントで賄えるのであれば、一番いいのですがね。

1区間あたりの区間基本マイレージから必要マイル数が計算できますので皆さんもこの路線に限らず計算してみてください。

路線 獲得マイル 獲得PP
クアラルンプール=羽田 6,509マイル 5,407PP
羽田=ニューヨーク 13,109マイル 7,123PP
ニューヨーク=羽田 13,109マイル 7,123PP
羽田=クアラルンプール 6,509マイル 5,407PP
合計 39,236マイル 25,060P

航空券の金額が234,010円で獲得PPが25,060PPなので9.337円/1PP

路線 獲得マイル 獲得PP
パリ=羽田 12,078マイル 6,594PP
羽田=シドニー 9,482マイル 7,694PP
シドニー=羽田 9,482マイル 7,694PP
羽田=パリ 12,078マイル 6,594PP
合計 43,120マイル 28,576PP

航空券の金額が276,930円で獲得PPが28,756PPですので9.630円/1PP

1往復で43,120マイルを獲得できるなんて平会員だった頃では略不可能。プラチナ会員の恩恵を最大限に受ける為にアジアやオセアニア発券で長距離線のフライトをしたいですね。

taketonbo毒舌海外旅行評論家/投資家

投稿者プロフィール

4年制大学で国際関係を学び、在学中に国家資格である総合旅行業務取扱管理者試験に合格し、卒業後は1年間中部国際空港(セントレア)で勤務。2018年には5/8~8/21にかけて、第98回ピースボート世界一周クルーズに乗船し、帰国後はネットビジネスに専念。11/20~11/24に香港経由で南アフリカへビジネスクラスマイル旅行、12/10~12/13に4回目の台湾を旅行する。訪問国数は2018年現在43ヶ国となっている。
また、2007年(当時中学1年生)から投資を始め、現在は株(現物/信用)、FXを取引しており、空売りの研究にも励んでいる24歳である。銘柄や通貨の取引状況や注目ニュースなどに関してはTwitterでリアルタイムな情報を発信しています。

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