10月27日に新規就航した成田=チェンナイ線を予約したのは10月10日の16時。このチェンナイ線は新規就航と言うことで同日14時からハーフマイルキャンペーンが開催され、通常60,000マイル必要なビジネスクラス特典航空券なのだが半分の30,000マイルで発券出来る。
SNSを含むネット上ではANAが新規就航を発表した「ウラジオストク」が話題となり、チェンナイ線の話題は書き消されてしまった印象を受けた。個人的にウラジオストクは海外旅行の初心者向けな都市、チェンナイ線はビジネス需要は勿論、上級者向けの観光地と分けてるように分析する。
そんな事もあってか、搭乗日の利用者数はビジネスクラスが55%、エコノミーは・・・・。
エコノミーの乗客は把握しかねます。笑
中部=成田線で利用した機材は国際線機材のB787-8で予約時の座席選択でビジネスクラス席が空いているのを確認出来たが、2-2-2の座席だと隣に乗客が来る恐れが高かったのでエコノミークラス席、普通席の3席独占を狙って普通席の後方を選択。予想通り当日私は・・・
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チェンナイ線の搭乗ゲートは38番ゲート。ANAラウンジ[S46]から徒歩で5分程で到着できる比較的便利なゲートであった。38番ゲートには搭乗案内時間の10分前に到着し直ぐそばのお手洗いを済ませ、搭乗案内を待っていた。思い返せば成田国際空港の第一ターミナルを利用するのは初めてである。ANAマイラーでありながら、成田を利用時はいつも第二ターミナルのワンワールド系航空会社を利用していた。第二ターミナルは薄暗く若干「不潔感」がありますが、対照的に第一ターミナルは「白」をベースとした内装で清々しい空間が広がっているように感じた。
NH825便の出発時間は11:40であるが、搭乗開始時間は30分前の11:10となっている。
今回私はビジネスクラスを利用するのでGroup2での搭乗となる。余談となりますが、2020年の1月下旬からSFC修行を行うので解脱後はスーパーフライヤーズ会員、通称SFC会員になるのでエコノミー利用時でもGroup2での搭乗となる。
搭乗案内は初めに「ダイヤモンド会員」から呼ばれるのだが、一向にダイヤモンド会員が現れない。私はGroup2の先頭、いわゆる一番目に並んでいたので。Group2に搭乗案内が早くも移ろうとしていた矢先、スーツ姿のダイヤモンド会員様が2名現れた。2名様が搭乗した後に、Group2の私が搭乗。機内へは3人目の搭乗者となりました。
今回利用する機材はBoeing787-8 Doreamliner のJA820Aであり、2013年6月から使用されている機材である。
座席数は3クラスでビジネスクラス46席、プレミアムエコノミー席21席、エコノミー102席の計169席となっている。「787」ロゴ機は今となっては希少なので、航空ファンとしては心躍る機材であった。
エバー航空のA321とANAのB777-300ERを座席から拝見。
機内アナウンスによると乗り継ぎ客の荷物を積むのに少し時間が掛かるとの事だったが、ビジネスクラスの利用なので数時間以上の遅れでも大歓迎である。
そんな期待を他所に定刻の運行に出発できるとアナウンスが入り、若干苦笑いをしてしまった。
◆従来と比べ約150%拡大した。大型スクリーンテーブル
◆個人用モニターは17インチタッチパネル式の大型液晶ワイドスクリーン
◆使い勝手のいい広いサイドテーブル
◆B787では天板の色がブルーになている
◆座席配置1-1-1or1-2-1
※イカロス出版Vol30(P33)より抜粋
スタッガードシートシート且つ窓際は1席のみのレイアウトなので、お手洗いが近い筆者にとって非常にありがたい。大きな枕に、毛布、フライト中は寝ませんが、軽く横になって映画を観ながらソフトドリンクを頂くには贅沢すぎるひと時である。
今回利用した座席は5Kの窓側席。
座席に到着すると本日担当していただくCAさんから挨拶がありました。
「TAKETONBO様、本日もご搭乗ありがとうございます。チェンナイまで担当させて頂きます客室乗務員のNと申します。よろしくお願いします。」
筆者は11月に25歳を迎えましたが担当をしてくれたCAさんの年齢は26~28歳、当便のビジネスクラス担当のCAさんの中では一番若い女性だったと思う。乗客としても年齢が近い女性であれば話しやすいので、そういった配慮があるかもしれない。
インド憲法は、連邦政府の公的共通語として、ヒンディー語と英語の二つの言語の使用を規定している。
機内安全ビデオは、日本語と英語の案内に加え、ヒンディー語の字幕が流れている。
ヒンディ語のような言語を見ると、「異国の地に足を踏み入れる」高揚感が沸き立つジャーニーも多いのではないでしょうか?
離陸までは25分程掛かっただろうか。成田国際空港は滑走路が2本しかないので、11時台の離陸ラッシュの時間は混雑する。今回はターミナル1側の34Lの4,000×60を利用して離陸する。離陸までは動画を撮影してあるので、You Tube にて公開している。
フライトマップを見ると離陸後時計回りに旋回して高度を上昇していった。
飛行機に搭乗してから75分後にコーヒーとアペタイザー[前菜]が提供される。
◆鴨の燻製とセミドライ無花果のラム酒漬け
◆アーモンドとカシューナッツのロースト
を頂きました。
ミニポワヴロンとチーズ ハーブオイル
さつま芋のニョッキ レモンクリームソース
の2点も選べたのですが、苦手な感じの品だったので、敢えてチョイスをしませんでした。
鴨肉のローストは週一でスーパーで380円程で購入し地上で食べる程、鴨肉依存性。
中学生の頃は気持ち悪くて鴨肉を食べる事が出来ませんでしたが、いつの日か好物になっていました。
【インド:チェンナイ旅行】
NH825便でお世話になるCAさんはNさん。宜しくお願いします。
機内食はやっぱり洋食ですよね。前菜の蟹は上手く調理がされており風味、食感が保たれていたが、牛肉は機内食という事を考慮しても、中国国際航空に劣っていた。それにしても量が多い。https://t.co/Jp1L1abZzW pic.twitter.com/BlZOXvQc68
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) November 8, 2019
蟹と帆立貝のムース 甲殻類のコンソメジュレ カレー風味オマールソース
一見サーモンに見える肌色の立方体の食べ物は実は蟹で、冷製ならではの濃い味付けながら優しい風味となめらかさを感じる舌触りを楽しめる一品。
カニは柔らかな風味を楽しみむ品でありながら、カレーというスパイスを使ったガツンとした味付けをするとは斬新でありながら、日本とインドへの架橋を思わせるひと皿と言えそうだ。
ブレッド&バゲット かぼちゃ
ANAのパンはすべて自社製!
ANAの羽田・成田発の国際線では、エコノミークラスを含めて機内食で提供するパンをすべてANAケータリングサービス内にあるベーカリーキッチンで自社製造している。ビジネスクラス以上の上級クラスでパンにこだわるエアラインはあるが、エコノミークラスを含めた全クラスで自社製というのはおそらくANAだけだ。
ANAがパンにこだわる理由は機内は地上と環境が異なり(特に乾燥)、パンもそれに合わせてカスタムしないと美味しく食べる事が出来ないというポリシーがあるから。自社でベーカーリーキッチンを持つ事で小麦の配合や焼き方を細かく調整し、上空でもリッチな味わいを感じさせるパンを完成させた。<一部省略>
※イカロス出版vol.30(P52)より引用
ANAのビジネスクラスは以前にも利用した事がありますが、正直美味しくない。
中国国際航空(CA)のビジネスクラスで提供される機内食のカボチャパンの方が食感や風味が断然上である。
メインディッシュ
・ 牛フィレ肉のソテー 石川県産能登ワインの赤ワインソースときのこバター [364 kcal]
ウェルダム並にしっかりと火の通った牛フィレ肉のソテーであった。ここまで火の通ったステーキを食べたのは久しぶりかもしれない。地上ではレアを基本的に頂くので、ちょっと残念な調理方法であったが、ここは機内である。
いつもならエコノミークラスの機内食を食べている私なので、ビジネスクラスの機内食を食べれるなんて幸せである。
デザート
・ エモーション・デペイゼ
(ライムとショウガ風味のアズキ、グレープフルーツとハチミツとレモンのジュレ、
抹茶のクリーム、グリーンピース、ビスキュイを使用したグラスデザート)
ピエールエルメ氏監修のデザート。グリンピースをスイーツに取り入れる斬新なアイデアはピエール氏ならではである。
ちょっと複雑怪奇な味付けであった。
ANAは12/31まで国際線機内販売をプリオーダーをすると最大で100円=3マイル付与されるキャンペーンが開催されている。
ANAの機内販売といえば、この「村尾」をしている方、搭乗の度に購入する方も多いのではないでしょうか?
実はこの村尾、フリマアプリで高額で転売されている事で有名であり、私自身も転売を狙って2本(往路・復路)購入しました。
国際線プリオーダー限定価格で4,000円、ANAゴールドカードで支払ったので10%オフの3,600円で購入出来ました。普通カードでも10%オフになるので、友人へのプレゼントや自分へのお土産にしてみてはどうでしょうか?
東京タラレバ娘を観ながらジンジャーエールを頂いた。
この頃になると機内の照明は落とされ、お休みタイムとなる。
短距離線の中部=香港線であるNH875便に昨年の11月に利用したのだが、今回のビジネスクラスは短距離線とは機内食は別物ですし、何より寛ぐ余裕があるというが中距離以上のビジネスクラスの醍醐味である。中部便はB737-7と国内線機材で運行しているのだが、羽田香港線は機材は違うものの同じスタッガードシートを採用しているので多少は快適度が違うものの、寝転んで寛ぐ余裕がないので、香港以遠のフライトがない以上エコノミーでも充分な距離と言っても過言ではない。
私はお手洗いが近いので撮影前にも何度か訪れていたが、3回目のお手洗い利用時にこの写真を撮影した。
ANAのウォッシュレットはこの業界では有名であるが、もう少しエコノミークラスと内装や照明の差別化を図った方がいいような気がする。しかし、ラバーとしては十分な広さである事には変わらない。
気付けば昆明上空付近を飛行していた。
B787は電子シェードになっているので、ボタンを2段階上げ外の景色を軽く見るなど中国内陸部の山岳地帯を上空から拝む事に成功した。
往路は強いジェット気流に逆らって飛行しているので、対地速度も530マイルとややスピードを落として、いや上がらないので往路は欧州にあるヘルシンキ並みのフライトタイムとなります。アジアで10時間前後のフライトはスリランカのコロンボ以来である。因みにチェンナイはスリランカのコロンボと殆ど同じ航路を辿り、スリランカまでは数百kmという地理的に近い都市である。
家売るオンナの逆襲を観ながらなにか食べようか迷ったが、意外にもお腹が膨れていたので断念した。
鶏もも肉のソテーとたっぷりきのこのリゾット [407 kcal]
ブレッド
レーズン チャバッタ
たっぷりすぎるぐらいのきのこのリゾットが提供された。
鶏もも肉は柔らかく美味しかったが、気をつけなければ皿からこぼれてしまうぐらいのボリュームだったので、これは夕飯は食べれないなと覚悟した。
チェンナイまで残りわずかとなりました。2回目の機内食も下げられビジネスクラスの旅が終わろうとしていた。
機内アナウンスによるとチェンナイ周辺の天候は曇、気温は摂氏28度とのアナウンス。
しかしパイロットさんが妙なニュアンスで「曇」と語っていたので、今日は大気汚染が酷いのかなと頭を過ぎった。
珈琲をオーダーすると、後20分程すると熱帯低気圧の影響で揺れが予想されますとアナウンスされた。
インド中部~北部はサイクロンから変わった熱帯低気圧が近づいている事は日本で情報収集済みだったが、やはり航路上にも影響がでるのだなと感じた。
珈琲を少し早めに飲みほし下げてもらった。
熱帯低気圧があるという放送があったが、殆ど揺れを感じず着陸態勢に入った。
インドは日本との時差が3時間30分あり、インド時間で17:30は日本で21時である。
日本から東に飛ぶとなんか損した気分になりますが、西回りで飛行すると特した気分に陥ってしまう。
実際滞在中も朝7時起きで行動していたが、これがクアラルンプールやシンガポールといった都市であれば9時ぐらいに起きてしまう生活を送っていたと思う。チェンナイ滞在2泊3日という短期滞在ではこれくらいの時差があった方が早起きができてしまう。
来年1月には修行でクアラルンプールを往復するので、可能な限り早起きをして充実した生活を送れるよう、しっかり目覚し時計を設定し、起きたいと思う。
チェンナイ空港に無事着陸したのだが、大気汚染によるスモッグがかなりひどい。
ネットに繋いで確認した所、「危険」指数が出ていた。
【インド:チェンナイ旅行】
NH825便は無事到着したが、パイロットが言葉が出ないほど汚染された空気が漂っていた。着陸寸前まで何も景色が見えませんでした。大気汚染指数は最大値を記録。
CAさんと話ましたが、帰りも宜しくお願いしますとの事。
沢山写真を撮って頂き嬉しく思います。と言われた。 pic.twitter.com/6LbgpCzsqy
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) November 8, 2019
CAさんが最後の挨拶に来てくれました。
「本日はありがとうございました。この後乗り継ぎがあるのですか?いつ帰国されるのですか?」という会話をした所、私と同じ11月10日に帰国するという事で同じクルーで対応させて頂きますと満面の笑顔でお別れの挨拶を終えました。
入庫審査に時間が掛かり、飛行機を降りてから1時間程掛かってしまった。
今回はアライバルビザを現地で取得するのでアライバルビザ用の窓口に並んだのだが、全ての会社のクレジットカードが使用できず、10人程の日本人が空港職員にパスポートを渡し両替所で2000ルピーを両替しに行ってもらった。
正直パスポートを渡す事は危険であるが、10人程周りに日本人がいる事や、コピーがあるので万が一の事を考えて待機していた。
無事2,000ルピーを貰ってインドに入国出来たのだが、手配しておいたホテル送迎車が入国が遅いので帰ってしまったと思ったが、
ヒルトン「TAKETONBO」という手持ちプレートが見えたので一安心した・・・・。
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