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<ピースボート98回クルーズ、寄港地1ヶ国目>
シンガポール港入港前日、素晴らしいサンセットを拝む事が出来た。
正午頃の海水温は27度、気温は摂氏30度を超えており、日本ではまだ5月中頃という事もあり夕方になるとまだ少し肌寒さを感じる気温の時期である。ジャグジーに1時間程入っていると、気づけばこんなに美しい自然の造形美に出会う事が出来るなんて、なんて幸せなんだ。飛行機ではサンセットやサンライズを何度も見てきたのだが、これほど感動したサンセットは経験した事がない。
シンガポールと言えばマリーナベイサンズ。
女子旅でも人気上位を常に誇るシンガポールのイメージを聞いてみると、アラブストリートやオーチャードロード、ガーデンズ・バイ・ザベイ、中華街、動物園、マーライオン、カジノなどが多く挙げられるほど魅力あふれるシンガポールであることから、最低3日は観光に必要だと言われる。だが私に与えられてた時間は13時間程。
超弾丸のシンガポール旅の始まりです。
5月18日早朝7時頃、シンガポールに到着した。
台湾基隆では船内で朝食を食べたのだが、シンガポールではマリーナベイサンズの地下1回にあるフードコートで食べようと思う。シンガポールの港は基隆と違いターミナルが併設されており免税店をはじめ、飲食店、アパレル系の店、両替の店など国際空港と比較してお世辞にも充実しているとは言えないが今回のクルーズで寄港した港の中では、トップ3に入る程の品揃えと言える。
シンガポールはパスポートの携帯義務が設けられており、常にパスポートを携帯する必要がある。
パスポートの携帯なんて普通じゃない?と思われるがクルーズを通してパスポートを実際に携帯した国は数カ国だけ。オーシャンドリーム号のIDのみで入国できる国ばかりなのだ。
港からマーライオン公園まではタクシーで15分くらいだっただろうか。
シンガポールには地下鉄があるのでマーライオン公園まで向かう選択肢もありましたが、4人(部屋メン)での行動でしたので一人当たり3ドル前後と安価になるから私たちはタクシーを選択。
人数次第では時間を節約する為にタクシーもオススメである。
一人や二人だと、多少時間はかかりますが地下鉄や路線バスメインの移動がいいかもしれませんね。
シンガポール、台湾より緯度が低く熱帯地方に属しているのだが、台湾より不快な暑さではない。
ターミナルからマリーベイサンズまではタクシー利用で11.86シンガポールドル、日本円では950円で15分で到着する。
今回も4人行動なので一人240円、シンガポールでの交通費は私のクレジットカードで一度全額払い、後で一括で精算する事にした。
クレヒス(クレジット利用歴)を貯めている私にとっては最高である。よく後で割り勘をするのはめんどくさいという方がいるが私は逆で、過去にはゼミの打ち上げや町内会の物品、友人の海外旅行費用など私のカードを通して決済した事も何度もある。おかげでクレヒスやマイレージもかなり貯める事ができました。友人には感謝です。笑
シンガポール2回目にして、はじめてのマリーナベイサンズ。
以前訪れたのは10年前の2008年、まだホテルは建設途中であった。いま日本はIRで大型のカジノ複合施設の議題で論争が起こっているが、わかりやすく言えばマリーナベイサンズのような施設を建設するという事。
朝食はこの道をまっすぐ歩きひとつ下の階へエスカレーターで降り、直進すればフードコートが見える。
このフードコートの9割が中華系の店。シンガポールは多国籍で有名な国の一つであるが、まさか全て中華なんて。
8.8シンガポールドルでシンガポール鷄のラクサを注文した。注文した理由は簡単で、人気商品だとアピールしていたからだ。
これが失敗のもと。実はオーダーして自分の席に着席しようと座ろうとした瞬間、お盆のバランスを崩しぶちゃけてしまたのだ。
半分以上の麺と汁がテーブルの上に(>_<)、それに気づいた店員が優しい表情で大丈夫だよと声をかけてくれ、綺麗に掃除をしてくれた。
泣く泣く残りの麺と汁で朝食を済ましたのだが、不味すぎるの一言だった。
肉はパサパサで麺は伸び伸び。汁は中途半端に辛く、何とも言えない味のコンセプトだった。
まるでビジネスモデルが定まってなく、経営戦略が杜撰な自転車操業会社の事業内容の報告書を見ているような感覚に陥っていた。
マリーナベイサンズのカジノは10:30オープンのようだ。24時間営業だと思っていたのだが、そこは別のカジノだったのか。
オープンまで30分程あるので、周辺を散策する事にした。近くにあったロレックス時計のショーウインドーを覗いてみたら30万シンガポールドル、2400万円以上のロレックスが展示してあった。ちょっとした一軒家が建てれてしまうよと突っ込みたくなる。
カジノがオープンしたので早速ルーレットをやる事にした。
軍資金は250ドル用意し、80ドルを切ったら撤退すると損切り設定をしてプレー。
大切なのは軍資金に対する目標設定と損切り設定、軍資金を使い切るまでやるのではなく予め余裕を持った損切りラインをする事がベストである。
資金の変動はこうなった。
250ドル⇒280ドル⇒290ドル⇒230ドル⇒190ドル⇒230ドル⇒120ドル⇒220ドル⇒150ドル⇒170ドル⇒200ドル⇒290ドル⇒310ドル⇒230ドル⇒400ドル⇒350ドル⇒500ドル
わずか一時間程で250ドルの勝ち、サラリーマンの日給分を稼いでしまった。
カジノは株と似ててやめ時(売り時)が肝心。ここで更に500ドルを2倍にする事も可能であるがそうすると不思議と0になるのがカジノなので、あっさりと切り上げ。カジノから出てしまえば後戻りはできないので、足早に換金所に行き500ドルを手に入れ出口へと向かった。
マリーナベイサンズから次に向かうのはシンガポールズー、シンガポール動物園だ。ここも2008年に訪れた事もあり、大体の位置は把握してある。今回は4人という事もありタクシーで向かった。ホテルから動物園までは26.60kmで35分の道のり、料金は24.86シンガポールドルとなった。市内は少し混んでいたが8分も走れば高速道路を走るので快適にスムーズにタクシーは進んでいた。
動物園の入場料金は様々な組み合わせがあり、私達は入園料とトラムのセットで40ドルを選択した。
シンガポール動物園は数個の区画が設けられており、それぞれテーマに沿った展示がされているのだ。
今回は動物園をメインとしている訳ではないので一番シンプルなコースを選択。若干40ドルは割高のようにも思えるが・・・・
利用したトラムと同方のトラム。
トラムは数言語の放送で案内があるのだが、イヤホンを持っていなかったので英語でのアナウンスのみで園内を一周した。
1周は15分程で回れるので、方向感覚を養うには便利な乗り物である。何度乗っても途中下車しても料金は同じなのでご安心を。
トラムは入園後もチケットを購入する事ができ、乗り放題で5ドルと入口で買うのと同じ料金であるのがありがたい。
某百科典によると、シンガポール動物園は中央集水自然保護区にある動物園で、地元ではマンダイ・
1973年にシンガポール政府が900万シンガポールドルを投じて建設した。現在は年間140万人が訪れるシンガポール有数の観光名所の一つとなり絶滅危惧種を含む300種以上の動物が生息しており、頭数は2530頭だと言われている。
フードコートに到着。
行列にはなってはいなかったが、席は8割以上埋まっていた。そこで2人ずつ並んで交互に注文することにした。
7.9ドルでチキンライスを注文。
朝ごはんに続き、これまた失敗。どうやら店選びが悪かったようだ。市内で食べるか動物園で食べるか2択があったがもう13時を回っていたので、ここは動物園という選択に絞られた。このチキンライスは味が薄いしご飯は生臭い匂いがする。シンガポールでまさかこんなマズイ食事に出会うとは。
動物園からマーライオン公園までもタクシーで移動。
26.6kmで47分、料金は30ドルと往路と比べ割高であるが激しいスコールと雷だった事もあり値段は気にせず乗った。
世界三大がっかりの一つマーライオンがある、マーライオン公園に到着した。
世界三大がっかりとは
ブリュッセルの小便小僧
コペンハーゲンの人魚姫
シンガポールのマーライオン
である。その内マーライオンと人魚姫の像を98回クルーズでは訪れる。
マーライオンとはシンガポールにある、上半身がライオン、下半身は魚の像だと言われている。
何故がっかりだとと言われるのか、大きく分けて2つあると考えられる。
一つはシンガポールにマーライオンが5つもある事。
皆さんは二つはすぐ思い浮かべることができると思いますが、あと3つあるんです。
一つはシンガポールの顔、マーライオン公園にあるマーライオン(写真上)。
そしてセントーサ島、本家(写真上)の背後のミニマーライオン、シンガポール政府観光局本局の前、フェーバー山の計5つ。
背後にあるミニマーライオンは通り過ぎる人も多い・・・・最近ではインスタやツイッターなどのSNSで情報が手に入るので知名度は数年前と比べるとアップしていると思うのだが。
シンガポールのリゾートアイランドセントーサ島にあるマーライオンは高さが37メートルあり、マーライオンで唯一展望台の設備が備わっている。マーライオンの中で一番知名度が低いが、山の上の公園内にあるので観光客が少なく
フェーバー山のマーライオンが一番ゆったりと写真に収める事ができる。
マーライオン公園から見たマリーナベイサンズ。
夕方のこの時間は不思議と日本人が少なかった。恐らくピースボートの乗客はいなかっただろう。インスタの写真を眺めているとどうやら日中や早朝に訪れていたようだ。
シンガポールの高層ビルはカッコイイですね。
マーライオン公園から背を向けて空を眺めると、高層ビルが綺麗に計画的に建てられている。
シンガポールは「風水」を意識して建造物の形や向きを決めている事が多いので、これも何かの意味があってこの配列になっているのかもしれませんね。
シンガポールのターミナルで少し道に迷ったが、Departure(出発)の表示に沿って進んでいった。搭乗口についたのだが、何番ゲートなのか、よく分からなかったが、柱に「オーシャンドリーム↑」と表記してあったので、時間もまだある事だしブラブラする事にした。
1000円自動販売機、日本でもあるが一度もトライした事がない。
人生で初めてボタンを押す。・・・・
厳密には7ドルシンガポールドルなので600円程。日本よりお得な自動販売機である。お得ではあるが日本とそんなに景品のレベルは変わらない。任天堂のスイッチや様々なゲーム、iPadなど充実なラインアップ。
景品は箱だけ立派のキーホルダー(>_<)
実用性が全くない物が出てきてしまったが、何故か懐かしく98回クルーズの土産で最も大切なお土産となってしまっている。
他のメンバーも大したものは出てこず、小銭入れやちょっとしたぬいぐるみ、そして私と同じもので、小銭入れは旅行中多少役に立ったようだ。
メンバーの一人が体調不良というので、少し早めに船内に戻り船内で夕飯を食べる事にした。帰船リミットの2時間前に戻ったのはこのシンガポールのみ、後はギリギリまで散策して船に戻っていた。簡易的な荷物検査とIDカードの掲示のみの審査で、あっという間に出国できた。空いていた事もあり数分で終わっでしまった。空港ではありえない早さだ。
船内8Fのデッキから眺めたシンガポールの夜景。遠くの方ではオレンジ色の雷が光っていた。
船内を見渡すと若者はそれほど多くは戻っていなかった。私達が早すぎたのだ。しかし体調が悪ければ観光は楽しめないし、これから長い航海が待っているので、念には念を。
寄港日に提供される食事は4Fリージェンシーレストランで食べても基本的に9Fリドで提供されるメニューと同じである。相違点はアイスなどのデザートが提供されるのと、少し優雅な気分で落ち着いて食べる事ができる事。本日は海老天丼、熱々で提供されたのだが、ボリュームが足らない。波へいにハシゴする手もあったが、翌日に波へいを訪れる予定が入っていたので、部屋でシンガポールで購入したポテチを食べ、空腹を紛らわした。
<2023年4月追記>
因みにシンガポール寄港翌日、洋上居酒屋「波へい」を訪問しました。
4Fでメインディナーを頂き、夜の10時ぐらいだっただろうか、一人でぶらっと足を踏み入れ・・・・
ピースボート世界一周クルーズ
居酒屋波へいで期間限定で提供されている料理の中で、北京ダックが最高に美味しい。
今日で4皿目と、やめれなくなってしまっている。
鶏肉は勿論、刻みネギやきゅうりも新鮮で、食材管理が行き届いてるなと感心した。
1932円もするので波へいでは高級料理と言える pic.twitter.com/QSkVVhFKbq— TAKETONBO「負け犬の遠吠え」 (@SFC_FLASHPACKER) May 23, 2018
北京ダックは1皿4個で1,680円と波へいメニューでは高額メニュー!
しかし、2023年4月現在になってもピースボートオーシャンドリーム号で頂いた北京ダックを超えるクオリティーの味に出逢った事がないくらい美味しかった。
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⇒2018年4月30日に入社1年目を迎えた23歳男性が、居酒屋によく貼られてあるポスター、ピースボート世界一周クルーズに参加する事を決意し、退職。2017年8月には退職する意思を伝え日々社会人生活を送ってきた。
社会人になって思ったことは毎日が同じルーティーン。
起床から始まり朝食⇒身支度⇒出勤⇒昼食⇒勤務⇒退社⇒風呂⇒夕飯⇒寝る。
幸い筆者は通勤ラッシュの時間からズレていた為、通勤の疲労はそこまで感じていなかったが、果たしてこれが人間らしい生活なのかと疑問を感じるようになった。
そんなある日「こんな時間に地球征服するなんて」という番組でれいなさんが豪華客船に乗り込みレポートする、「豪華客船アース」に魅了・・・・
世界一パリが似合わない男の黄昏日記を読んで頂き誠にありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
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