<~序章~>
「NGO=SIN=MELのビジネスクラス運賃(D)」が278,320円と非常にお得な価格で発券した行程でSFC修行の一環としてオーストラリアを訪れたのだ。
ブログを執筆しているのが2022年2月19日なのですが、訪問当時は「コロナっていうウイルスが出てきたな」程度の認識が世界で広まっていた事を覚えている。
しかし私がオーストラリアから帰国した直後に大きく状況が変わっていた。
2020年3月16日から「全世界への渡航制限」、3月20日午後9時以降に「オーストラリア非永住者の入国を全面禁止」をオーストラリア政府が発表。
もう少し遅く海外旅行をしていたら最悪の場合日本に帰国できなくなっていた恐れがありました。
2020年3月12日SQ248便にてオーストラリアのメルボルンからシンガポールまで向かった。
チェックインをする際に受託手荷物の中身に危険物や貴重品の確認があるのですが、そこでちょっとニュアンスの違いで??となっってしまった事を紹介します。
係員:「危険物や貴重品はありますか?」
私:はい!(YES)
係員:「何がありますか?」
私:「?」
私はてっきり「貴重品はありませんか?」と聞かれたと思いました。
チェックインなんて数百回経験してきているのにミスったのはこれがはじめて。
読者さんがどのように答えていらっしゃるのか気になるところですが、私の場合「大丈夫です!」と答えているのですが、暑くてボケっとしていた事もあり頭が回っていなかったのかと思います。
まあ言い訳は良くないので、語学力がない事をここで認めますね。
「That’s OK」とでも言っておけばすんなりいったのかもしれません。
もう2年も海外旅行をしていないので、なんて今まで喋っていたのか忘れてしまいました。
チェックインを終えたらチェックインカウンター近くのスーベニアショップで御土産を買った。
オーストラリアは2020年にもう一回訪問する計画を立てていたので、少しだけしか買わなかったのですがこんな事になるならもっと自分用に買っておけば良かったよ。
SQ247便(シンガポール⇒メルボルン線)のフライトレビュー
チェックインと御土産購入を無事に済ませて出国し、制限エリア内にあるラウンジに向かった。
ステータスが無くてもシンガポール航空のビジネスクラスを利用するので航空会社ラウンジを利用する事ができる。
一般的に拠点空港ではない空港の場合他航空会社と提携して乗客を誘導するのですが、シンガポール航空の場合メルボルン空港にも自社の“SILVERKRISLOUNGE”を構えている。
シドニーなら分かりますがメルボルンにもあるなんて流石シンガポール航空です。
何を言っているのか分からないという方に簡単に説明致します。
ANAの場合成田や羽田その他の日本主要空港にラウンジがあると思いますが、シンガポールにも就航していますが自社で運用しているラウンジはなく、スターアライアンスラウンジを基本的に利用します。例外としてANAダイヤモンド会員の場合はANAエコノミークラス利用時でもシンガポール航空のファーストクラスラウンジの利用権利があるのですが、ANA自社のラウンジはありません。
私が利用するSQ248便は17:55にメルボルンを離陸し、シンガポールに22:45に到着する7時間50分のフライト。
往路より1時間程気流の影響で飛行時間が長く、ビジネスクラスをより満喫できる。
シンガポール=メルボルン線はB777-300ERやA350-900にて運用される事が多く、私はA350-900の中距離以上路線用のレイアウト使用機材をレビュー。
往路(シンガポール⇒メルボルン)も同じA350-900を利用したのですが、往路は前方コンパートメントの「11A」を選択。
復路を利用するまで分かりませんでしたが、ビジネスクラス最前列は足元が他の列より広いタイプの座席だったので、復路は若干狭く感じてしまっていた自分がいた。
往路に利用した11Aは凄く快適だったんだけど、最前列なのでCAさんや乗客の行き来が激しく落ち着かないという点もあるので結果としてはビジネスクラス後方コンパートメントの最後尾が一番おすすめかもしれません。
2020年3月12日、まさかここまで事態が進行しているとは・・・
機内に搭乗し暫くするとドアクローズ、ビジネスクラス前方コンパートメントは10人程乗客がいましたが、後方コンパートメントは私だけでした。
私が予約した時点(2020年2月頃)は後方コンパートメントも5人くらいは座席指定をしていた記憶なのだが、当日私以外は0人。
凄く快適なフライトだったんだけど、CAさんが私だけの為に見に来てくれるから少し気を使ってしまった。
この写真は私の座席から眺めた視線なんだけど、ビジネスクラスとは言え通路を挟んだ隣(22F)に乗客がいたら快適度が大幅に下がるのですが、これは凄く快適誰一人目線を気にする必要がなかった。
座席の写真と機内の写真を撮影し着席するとCAさんからのあいさつがあります。
勿論すべて英語での会話となりますが、どこの航空会社も似たようなフレーズですのでスムーズに会話をする事ができました。
ANAの場合ウエルカムドリンクは2種類なのですが、シンガポール航空の場合は「お好きなドリンクは?」と選択肢が広い。
私はジンジャーエールと迷いましたが、それは機内食と頂くのでオレンジジュースを選択しました。
ANAのコップは使い捨てのプラスチックですが、シンガポール航空はちゃんとグラスで提供される。
ここがシンガポール航空のよいところだと認識しています。
離陸後ベルト着用サインが消灯するとCAさんが慌ただしく作業をし始めます。
TwitterのTLによく流れてくるのが、ANAのような日系航空会社は機内食の提供がデザートまでたどり着くのに外資系の2倍くらいかかると言った意見をよく耳にする。私自身は食べるのが遅いので丁度いいと思っていたが、一般的な方だと機内食をサクッと頂き到着までの時間を出来るだけ長く確保したいというのがセオリーなんだろう。
ナッツとジンジャーエール。
中国国際航空だとビジネスクラスでも温かいナッツが提供されるのですが、シンガポール航空は常温。
でもこのナッツ、凄く塩加減が良く美味しかった。
ナッツと言えば「ナッツリターン」を連想してしまうのは私だけ?だろうか。
アペタイザー(Appetiser)
Panzaanella Salad with Prawns
Mix salad of tomato,cucumber,capsicum,capers and croutons
~牛ヒレ肉のグリル・バルサミコ・オニオンソースかけ~
牛ヒレ肉のグリルとアスパラガス、ベビースピナッチ、ジャガイモ、そしてバルサミコ・オニオンソースを添えた、「インターナショナル・カリナリ・パネル」のアルフレッド・ポルターレ氏による一品
Book the Cook<ブック・ザ・クック>にて予約したメニューです。
~Dessert~
Almound Meringue Succes with Raspberry Gel
Selection of Cheese
Mauri Gorgonzola Marui, Ashgrove Cheddar and Woombye Ashed Brie
Served with garnishes
食後はベッドメーキングをしてゆったりと到着の100分前まで寛ぎます。
ANAのビジネスクラスもそうですが、ビジネスクラスの場合基本的に自分でベッドにするのですがCAさんがやってくれると声をかけてくれるので、お言葉に甘えてCAさんにやって頂きました。
幼く見えるのが原因かも・・・
身長156cmしかない男性ですので、オーバーにある荷物棚から荷物を取ろうとすると気付けばCAさんが隣にいる事も珍しくありません。
荷物は自分で取れますので、そこは甘えませんが。
ベッドメーキングをCAさんにやって頂いている間にお手洗いを済ませておきました。
お手洗いから戻ってくると完璧にベッドが出来上がっていました。
自分でやるのもいいですがCAさんが準備をすると綺麗に皴がなく出来上がるので寝心地は最高です。
ふとモニターに視線を向けると気付けばシンガポールとメルボルンの中間地点まで飛行していました。
シンガポールからメルボルンまでは意外に近く中部からシンガポールより若干遠いくらいで、国内線で例えるなら中部⇒那覇までが中部⇒シンガポールで中部⇒石垣がシンガポール⇒メルボルンというイメージがいいかと思います。
那覇までだとANAプレミアムクラスを利用するとちょっと物足りない感がありますが、石垣までだと機内食を頂いてからある程度ゆったりとした時間を過ごす事ができる。
こればかりは是非実際に利用して体験してみてください。
言葉だけではこの感覚をお届けする事は難しいですから。
Proscuitto with Burnt Ricotta and Tomato Salad
Crouton,savoury granola and balsamic reduction
シンガポールには定刻の22:45に到着。
アナウンスによると気温は28℃、天候は晴れとのこと。
メルボルンが真夏だった事もあり、気温差は全く感じなかったが時差が3時間あるので若干眠さが増していた。ビジネスクラスなんだからフルフラットにしてぐっすり寝ればいいかと思うが、私はケチなので座席を倒してベッドメーキングをしてもらったが横になる程度でしっかりと起きていた。
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