SQ119便(クアラルンプール⇒シンガポール)線の出発時刻は20時30分。
ホテルのチェックアウト時間が11時だったので、一度クアラルンプール市内にKLエクスプレスで向かいKLセントラルで観光と食事をした後、17時頃にはクアラルンプール国際空港に向かった。
シンガポール航空は一日に何便も就航しているので、20時30分出発でもカウンターでチェックインをする事ができる。
チェックインを済ませ制限エリア内へ。
丁度日本航空のクアラルンプール線が到着したようで、日本航空の客室乗務員や日本人の乗客が多くシャトルに向かって歩いていた。ちょっと時間もあるのでマレーシア航空のゴールデンラウンジのある階を散策。
実はANA便のプレミアムクラスとビジネスクラス利用した際に、2回ゴールデンラウンジを利用しているので物珍しさはありませんでしたが、これから先、シンガポール経由で中部国際空港までエコノミークラスで移動する事にちょっと残念がっていた。
ビジネスクラスを利用した後にエコノミークラスを利用すると、感動が落ちてしまう。
贅沢って怖いですね。
SQ119便の搭乗時刻になると、すっかり夜になっていました。
ラウンジを利用せずに3時間も制限エリアにいるのは流石に退屈でしたが、これがSFC修行最後のクアラルンプール滞在ですのでしっかりと空気を味わう事に専念した。(笑)
復路も往路と同様、満席に近い乗客の数でした。
私と同じようにシンガポール経由で第三国を訪れる客が多く、シンガポールに入国する方は少数派だったな。
因みにこの路線はエチオピア航空とスイスインターナショナルともコードシェアしているので、欧州やアフリカへ向かう人が多いのだろう。
シンガポール航空A350-900
エンジン ロールスロイス トレント XWB-84
座席数 253 (長距離路線)⇒今回搭乗機(アジア諸国/欧州/北米)
161 (ウルトラ・ロング・レンジ)⇒シンガポール/ニューヨーク線直行便
303 (中距離路線)⇒アジア線etc
全長 66.8m
翼幅 64.8m
巡航速度 マッハ0.85
【資料1】:シンガポール航空公式サイトより引用
今回利用する便もA350-900、往路と同じ長距離線仕様だ。
この路線は前日までバルクヘッドシート(エコノミー席ではオレンジ色)が空いていましたが、当日は流石にアップグレード又は上級会員がインボラされて利用していました。アップグレード料金も1,500円ぐらいですので満席だと分かっていたらありかもしれません。
まあ、1時間ほどの短距離線ですので、手荷物をオーバーヘッドにしまう必要があるので逆に不便だと思ってアップグレードをするのをやめました。
スコットランド製レザーにダイアモンドスティッチを施した、幅71.1センチのシート。ビジネスクラス座席の場合、リクライニングを180度倒しベッドにするスタイルが大半なのですが、シンガポール航空の長距離線A350のビジネスクラスシートは背もたれを前方に倒すとベッドになる珍しいスタイル。198.1センチというファーストクラス並みのシートピッチが自慢。
HD高解像度の18インチLCDスクリーン&タッチパネル式ハンドセットなので、充実の機内エンターテインメントを大画面で楽しむ事ができる。
座席周りの充実したスペースを利用すれば、PCやタブレット端末などを収納しやすい位置に配置してあるので、機内で仕事をするビジネスマンにも配慮したレイアウトとなっている。
シートピッチが96.5センチとエコノミークラスより広々とした空間が広がっている。座席にはフットレストとふくらはぎの負担を軽減できるようにカーフレストを装備し、エコノミークラスと比べ幅広い選択肢且つ充実した機内食やドリンクを楽しむ事ができる。
13.3インチHDタッチスクリーンモニターとノイズ他社ビジネスクラス並みの品質があるノイズキャンセリング・ヘッドホンを用意してある。
<比較>
<ANAB787-9プレミアムエコノミークラス座席>
NH816便:クアラルンプール⇒成田線で利用
シートピッチ(38インチ、約97センチ)
座席幅(19.3インチ、約49センチ)
11インチタッチパネル式の大型液晶モニター&USBポート
シンガポール航空のプレミアムエコノミークラスはA350-900とB787-9と機材は違うものの、ANAが2-3-2なのに対しシンガポール航空のプレミアムエコノミーは2-4-2。窓際の2席の利用なら書いてきそうだけど中央席はちょっと窮屈そう。
2席のシートと比較するのであれば、圧倒的にシンガポール航空に軍配があがる。
それに出発の24時間前までにインターネットにて予約すれば、ビジネスクラスとは別のプレミアムエコノミークラス専用「ブック・ザ・クック」の豊富なメニューからメインコースを選択する事ができる。インターネットで予約しなくても、機内にて3種類のメインコースから選択できるので、ワンランク上のエコノミークラスを堪能。
※クアラルンプール⇔シンガポール線は短距離路線なので、適応されません
エコノミークラス
座席幅…45.7cm
前後のシートピッチ…81cm
リクライニングの幅…15.2cm
※ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミーの座席写真は、シンガポールチャンギ国際空港到着時に撮影しました。
機内へ搭乗し、オーバーヘッドにリュックサックをしまっていると、次々に乗客が搭乗しあっという間に私の席の隣を含め埋まっていった。今回も機内の写真を撮影できないのかと、落胆していた。
ドアクローズ後いつものように機内安全ビデオが流れ離陸・・・。
連続で航空機を利用していると、昔はこれだけでも大移動のように思っていたのだが時間の経過が凄く短く感じてしまう。
上級会員の多くはバスや通勤列車のような感覚で航空機を利用しているので、私も同じような感覚を持ってしまうのか少し寂しくなってしまった。
2021年8月現在もおかげさまで、「航空機は特別な乗り物」という姿勢を堅持しています。
シンガポール航空が誇る機内エンターテインメントシステム「クリスワールド」。
最新のハリウッド映画、日本を含むアジア映画や世界各国のドラマ、テレビ番組、音楽やゲームなど、1800種類以上のプログラムをお楽しむ事ができる。
橋本環奈さん主演の「かぐや様は告らせたい」、SFC修行でシンガポール航空に搭乗する度に観ていました。
これが好きというより、他の映画にあまり興味をそそるような作品がなかったんだ。
エコノミークラスでは離陸後15分くらい経った頃に往路(SQ118便)と同様にドリンクサービスのみ提供がある。
「水」と「アップルジュース」の2択で、私は迷わずアップルジュースを選択しました。
毎回このスタイルで提供されるドリンクには悩まされます。
これ、けっこう飲みづらいんですよね。
特に気流が悪い時だと飲んでいる時に軽く服に掛かってしまったりしますし、一気に飲んでしまうとお手洗いに行きたくなる。
でも気流が悪い時はベルト着用サインが点灯しますので、正直心の中は「地獄絵図」ですよ。
シンガポールチャンギ国際空港へは21時35分頃着陸した。
着陸20分くらい前からやや激しい乱気流に巻き込まれましたが、眼下に薄っすら明かりが確認できるくらいまで高度が下がったら揺れが収まった。夜なので周囲の雲の高さまでは分かりませんでしたが、ライトの反射具合から高度4,000mくらいから1,500mくらいまでは雲の中を飛行していただろう。
空港周辺の天候は「Cloudy」って言っていたので、天候は荒れていないようだと事前に把握。
航空機に搭乗する前に必ず到着地の天候を調べるのですが、東南アジアや赤道付近の地域、南米とかは天候が変わりやすいのであまりあてにしていない。
個人的には揺れるフライトが大好きなので、ちょっと期待してしまったのだがね。
シンガポールに到着後はSQ672便にて中部国際空港に向かうのですが、搭乗時間まで3時間30分程ある。
フードコート周辺を散策してコカコーラを1本2.5$で購入し、ベンチで時間を潰しました。
SFC修行解脱後や、ビジネスクラス利用の場合はラウンジで過ごしています。
そうそう、クアラルンプールやシンガポール空港ではゲート前でもう一度手荷物検査があるので、ペットボトルをそれまでに廃棄しなければいけない。今回はトランジット時間が3時間以上あったので飲みきれましたが、ラウンジが利用できないと空港で滞在する際の飲食代が案外するんですよね。
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