※本記事では紹介致しませんが、日本航空を含むワンワールドアライアンスグループ系の航空会社にも上級会員制度があり上記と同じようにJGC修行と言われている修行があります。但しANAは距離に対しJALは回数をこなす事によって上級会員になるので、ANAと同じような修行では費用がより多くなってしまう場合があります。「JGC修行」に関してはご自身で調べて頂ければ幸いです。
・ブロンズ会員=30,000プレミアムポイント(年間)
・プラチナ会員=50,000プレミアムポイント(年間)
・ダイヤモンド会員=100,000プレミアムポイント(年間)
30,000プレミアムポイント(以下PP)を獲得すればスターアライアンスシルバー会員であるブロンズ会員というステータスがありますが、ブロンズ会員では座席のアップグレードと空席待ちの優先以外のサービスの恩恵は受けられず、上級会員の醍醐味であるラウンジや専用保安検査場、そして好評の優先搭乗などの制度は、SFC修行で目指すプラチナ会員以上の会員に与えられるサービスである。
100,000PPを獲得するとダイヤモンド会員のステータスが付与されますが、50,000PPのプラチナ会員との違いはANA LOUNGEをプラチナ会員が利用できるのに対し、ダイヤモンド会員は主にファーストクラス利用客が利用する事が出来る ANA SUITE LOUNGEを利用でき、国内線特典航空券の優先サービスの2点の違いがある。
上記の点をまとめると下記のようになります。
ブロンズ会員は下記の2点のみサービスが受けられます
ダイヤモンド会員が受けられる(プラチナ会員以外のサービス)
⇒下記の2点以外はプラチナ会員と略同じ
プラチナ会員&ダイヤモンド会員共通サービス
プレミアムポイントとは、ANAプレミアムメンバーの認定をする上で、必要不可欠な基準となっており毎年1月~12月の12カ月間にフライトマイルとは別に積算されるポイントです。昨年の年間で獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステイタスが決まり、ステイタスごとのサービスをご利用頂ける基準となるポイントである。
ここで注意して頂きたいのが、マイルやマイレージが一般的に有効期限が獲得日から3年間あるのに対し、プレミアムポイント(PP)に関しては1/1~12/31の12ヶ月の間に獲得したPPとなっており、5/1~4/30の12ヶ月といった年を跨ぐ事は出来ませんので注意してください。
「修行で49,850PP貯めて、残りは年明けに乗るぞ!」と知らずに意気込んでいたら、年明けのあなたはプラチナ会員の色のように青ざめてしまいますよ。
◆マイル=「買い物」の決済によって付与されるポイント
◆マイレージ=「航空機を利用する」事によって付与されるポイント
マイルとマイレージを同じだと思っている方も多いですが、厳密には違います。分かりやすくお話すると、マイルはセブンイレブンや高島屋、ネットショッピングなどの「買い物」による決済によって100円で1マイルとか付与される事を指し、マイレージとは航空会社のマイレージプログラム、正式名はFFP(Frequent Flyer Program)と呼ばれているものがあり、航空機を利用した事によって得るポイントをマイルと呼び、同じ区間を利用したとしても予約クラス(Y・E・Q)によって獲得マイルが変動する。
序章はここまでにして、本題に移りたいと思う。
SFC修行の大まかなイメージは付いたと思いますので、私の修行ルートについて紹介していきたい。
①=④:シンガポール航空(エコノミークラス)
②=③:ANA(プレミアムエコノミー)
⑤=⑥:中国国際航空(ビジネスクラス)
今回は②&③の航空券について述べたい。
KUL発券とはクアラルンプール発券という意味であり、通常クアラルンプールにANAで旅行や出張で行く場合、「地方=羽田=クアラルンプール」のような行程でフライトを予約するのが一般的だが、KUL発券では文字通り海外の発券であり、「クアラルンプール=羽田=地方」といったルートを選択する。何故こんなに変わった発券方法を選択するかというと、修行では外せないプレミアムエコノミーの座席が日本発券より安い上、マイレージ加算率が100%とPP単価(詳しくは後ほど)を低く抑える事ができるからである。
上記は私が発券した同じ行程、同じ日程のルートを日本発券で予約した場合の運賃である。
【日本発券】
プレミアムエコノミー(加算率100%) G
OKA=HND=KUL=HND=OKA 259,430円
【クアラルンプール発券】
プレミアムエコノミー(加算率100%) E
KUL=NRT/HND=OKA=HND=KUL 99,700円
予約クラスはシステム上違うものの、SFC修行には欠かせない加算率と最も重要な予約クラスEの運賃がクアラルンプール発券にする事で16万円以上お値打ちになります。勿論クアラルンプール発券にしたという事は別に日本=クアラルンプール往復チケットを購入する必要がありますが、予約クラスEの場合、100,000~150,000円程でエコノミークラスを手配する事が出来ますので、SFC修行のようにプレミアムポイント(PP)の加算を目的としている場合はうってつけの方法でございます。
【プレミアムエコノミー利用時に受けられるサービス】
◆ANAラウンジ利用
◆機内アメニティー
◆プレミアムエコノミー限定メニュー
◆ワンランク上(プレミアムエコノミー+a)の機内サービス
※2019年9月30日をもって「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「SFC会員」に行っていた「当日に空席があればプレミアムエコノミー席に無償アップグレード」サービスを終了する事が決定しております。これを改悪と述べている意見もありますが、私のような新規でSFC会員を目指している方や、企業の収益アップにも繋がるので個人的には一概に改悪とは思いませんが、自分がSFC会員になった暁には残念な気持ちになる事が予想されます。
2019年8月25日の午前中に発券した運賃を紹介致しますが、2019年9月2日に予約クラスEであるBasic Plusの運賃が値上がりした為、執筆時である9月10日(火)現在、115,000円~125,000円で推移している。
1枚目KUL発券OKAタッチ
2枚目KUL発券ISGタッチ
3枚目⇒1枚目と同じ行程
4枚目⇒2枚目と同じ行程
99,700円⇒115,770円【16,070円値上げ】
99,460円⇒126,230円【26,770円値上げ】
Eクラスが値上げしたという情報を掴んだので、8月25日に発券した行程を再度検索した所、+42,840円の値上げ#2020SFC修行 pic.twitter.com/XQ1XSBFp92
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) September 2, 2019
Twitterでも呟いたのですが、私はKUL発券2往復分値上げの1週間前に購入したので良かったのですが、もう少し発券が遅ければ+42,840円の出費となってしまい、「KUL滞在型SFC修行にとっては非常に痛い思いをする事でした。まだホテルは予約していないのですが、約4泊分のホテル代と略同額の値上げとも言えそうです。
Basic (N) 94,400円⇒加算率70%
Basic Plus (E) 99,700円⇒加算率100%
SFC修行ではプレミアムクラスを利用するのが一般的ですが、予約クラスでは①Basicと②Basic Plusの運賃の2拓となりますが、後者の②Basic Plusをオススメする。BasicとBasic Plusの運賃差額は+5,000円となっており、一見Basicの94,400円を選びがちですがSFC修行ではBasic Plus の99,700円を選択すると良いでしょう。
その理由は、予約クラスが Basic70%なのに対し Basic Plusは100%となっている事である。この差額5,000円に関しては、頻繁に海外旅行に行く旅行者であれば修行に限らず、99,700円のBasic Plusの運賃を選択すると良いと思います。
成田/羽田線に投入されている機材はB787-9で、エコノミークラスとビジネスクラスの間に位置しているのがプレミアムエコノミー席。座席配列は2-3-2の計14席のエコノミークラスでありながら落ち着いた空間でフライトを楽しむ事ができる。プレミアムクラスはエコノミークラスの中では上位の予約クラスに位置づけられており、旅慣れた旅行客やビジネスマンが多く利用しているクラスでもあると共に、私が利用するクアラルンプール=成田線はSFC修行僧の溜まり場でもある。
※発券済
KUL=NRT:4,172M/5,407PP
HND=OKA:1,230M/1,968PP
OKA=HND:1,230M/1,968PP
HND=KUL:4,172M/5,407PP
ANA:10,804M
支払額:99,700円
PP:14,750PP
◆1PP=6.75932円
↓②の行程に比べ圧倒的に単価を低く抑える事ができる。
王道のプレエコ+KUL+OKAhttps://t.co/f39GViUbp9 pic.twitter.com/yDBBehjYca
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) August 25, 2019
※発券済
KUL=NRT:4,172M/5,407PP
HND=ISG:1,530M/2,448PP
ISG=HND:1,530M/2,448PP
HND=KUL:4,172M/5,407PP
ANA:11,404M
支払額:99,460円
PP:15,710PP
◆1PP=6.330999363円
KUL=OKAタッチの2往復目は気分を変えて石垣島へ!
OKAよりISGが安いのが疑問?
国内線区間は一律10,000円 pic.twitter.com/6NOqpEzEKl
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) September 9, 2019
0825 ISSUE
◆KUL=NRT/HND=OKA=HND=KUL
⇒99,700JPY(E) PREMIUM ECONOMY
Two nights and Three days in Kuala Lumpur
◆KUL=NRT/HND=ISG=HND=KUL
⇒99,460JPY(E) PREMIUM ECONOMY
ANA 2往復合計:199,160円
⇒「マレーシア滞在型SFC修行」
これが身の丈にあった修行です。#2020SFC修行 pic.twitter.com/A7T8hT0lGv
— TAKETONBO SFC修行20 (@TravelCritic81) August 25, 2019
※全ての航空券を発券及びホテルの手配をした後、掲載致します。
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