日本発着6年目の実績を誇る、ダイヤモンド・プリンセス
4つの輝き
◆大浴場泉の湯
外国船で唯一大浴場を兼ね備えた客船。大海原を眺める男女別の湯船は存分に手足を伸ばせるの他、仕切りのある洗い場が嬉しいサウナや打たせ湯もある。
◆アトリウムでの華やかなパーティー
ダイヤモンドプリンセスの顔ともいえるのが、3層吹き抜けのアトリウム。船長主催のウェルカム・パーティはグラスタワーにスパークリングワインが注がれ、特に華やか
◆日本食が充実、カウンターでお寿司も
日本着クルーズでは、日本食も用意している。朝の和定食を楽しみにしている人も多い。有料レストランの「海kai」寿司では握りの他、セットのうどんも美味
◆広いプールデッキは夜になると「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」に変身。ポップコーンをつまみ寝転びながら大スクリーンで映画鑑賞を
2014年から始まったダイヤモンドプリンセスの日本発着クルーズ。18年から通年運行を始め、初乗船は勿論、リピーターファンも増加中。日本人好みの施設やサービスはもちろん、エンターテイメントも進化しており、目が離せない。
日本発着のパイオニア、その進化は止まらない。
プリンセスクルーズの大型客船、ダイヤモンド・プリンセス。船体前方にはブランドロゴが描かれ、白と青の上品なカラーリングが目を引く。2004年に三菱重工業長崎造船所で建設されたプレミアム船で、当時日本で初めて造られた大型クルーズ船として、歴史に名を刻んでいる。
プリンセス・クルーズが日本発着クルーズを開始したのは、2013年のこと。当初はサン・プリンセス(70,000トン)で運行し、翌年から日本発着向けに大改装を施したダイヤモンド・プリンセスを投入した。
年々開催本数は増加し、2017年は24本だったのが18年には38本、6年目を迎える今年度は41本に。日本発着のノウハウや経験を積み重ね、ますます進化を遂げている。
写真:ダイヤモンドプリンセスクルーズアフタヌーンテイ
「和洋折衷」が光る
ダイヤモンド・プリンセスは11万トンという大きさを活かし、シアター、プール、大浴場など、パブリックスペースが充実しているのが大きな特徴。客室タイプが豊富で夫婦やシニアファミリー女子旅などあらゆる客層に対応している。
船内は、アナトリウムなどに豪華客船のエッセンスを取り入れながらも気取らない雰囲気でクルーズライフを満喫できる。レストランの選択肢も多く、メインダイニングでは有名シエフのカーティス・ストーン氏によるオリジナルメニューを提供。イギリス船籍らしく、アフタヌーンティーを開催し、乗客同士の会話も弾む。日本人好みの寿司レストランも好評だ。
快適性向上のための取り組みにも熱心だ。
洋上で最高の眠りを実現させる為に開催されたプリンセス・ラグジュアリー・ベットを上級客室の「クラブ・クラス」から順次設置し現在はこの船で全客室への導入が完了した。
2019年2月には設備を一部改修。ブッフェの内装を新調した他、プールデッキのスクリーンやシアターの音響を向上させるなど、目に見えない部分にも力を入れている。
この船の満足度を高めているのはファシリティに限らない。船内では日本語案内が充実し、客室には湯沸かしポットとお茶が用意されている事にホットするだろう。言うなれ「和洋折衷」。クルーは礼儀正しく親切で外国船ながらも心の琴線にふれる。
「おもてなしの心」を感じる事が出来る。
上海:外灘上海ビル群夜景
新しい寄港地も増加
2019年の日本発着は過去最高シーズンとなり、高松・松山・宮古島、蒲郡、新潟、姫路、宮古、和歌山下津に初入港をする。旅先のバリエーションが増えているのは、リピーター人気が高い証拠。もちろん最近はファミリーや3世代旅行で乗船する人も増え、幅広い層にその魅力が浸透しつつある。外国船の日本を巡るクルーズスタイルを定着させた立役者として、ダイヤモンドプリンセスは新たな輝きを増していく。
日本生まれの客船、ダイヤモンド・プリンセスだからこそできる、
ほっこり和む、おもてなし
初めての外国船で最も不安なのは言葉ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズでは、日本語サービスが充実している。日本語が話せるクルーが乗船する他、船内新聞、料理のメニューも日本語版がある。
写真:ダイヤモンドプリンセスクルーズ:ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ
泉の湯やデイベットでくつろぎ、スパや美肌に磨きをかける
静かにくつろげるのは12デッキ後方のテラスプール付近や15デッキのスパ隣接のプール。「泉の湯」は大浴場だけでなく、水着着用の野外展望スパプールがあり航跡を眺めながらのんびりできる。周辺にシェード付きのデイベットも置かれていて、カップルにもおすすめ。「ロータス・スパ」のトリートメントルームを改装した他、ジムにはプリコー社の最新型フィットネスマシンを導入した。
広いデッキとジャグジーで極楽気分を満喫する。
メインプールは、14デッキの「ネプチューンズリーフ&プール」。広めのスペースにデッキチェアも数多く置かれている。2019年2月、大型スクリーンを7.1chサラウンド・サウンド・デジタル・オーディオに改修し、より高品質な音に。室内のプールやジャグジーも完備。子供も利用可能だが、深めなので浮き輪などがあると安心だ。大人専用のプールもある。
外国船らしい華やぎに、和のくつろぎが同居する。
ダイヤモンド・プリンセス公式ホームページ:ジュニアスイート33平米
和のおもてなしが生きる、居心地のいい客室
客室は内側、海側、バルコニー付き、豪華なスイートまで揃う。寝心地のよさを追求したプリンセス・ラグジュアリー・ベットを導入し、より居心地のいい空間となった。浴室にはハンドシャワー完備で、ジュニアスイート以上の客室には温水洗浄トイレを設置。日本発着クルーズでは全室に湯沸かしポットが置かれているのが好評。コンセントは北米標準で、日本の製品もそのまま使用できる。
写真:ダイヤモンドプリンセスクルーズサンタフェレストラン
メニュー豊富なメインダイニング・スペシャリティ・レストランも利用拡大
メインダイニングは5ヶ所あり時間ともに指定制。コースやアラカルトの中から好みの料理を選べる。日本発着クルーズでは日本食も取り入れており、朝の和定食も好評だ。ブッフェやピザなど無料のレストランも充実している。
スペシャリティ・レストランではイタリアンの「サバティーニ」や「スターリング・ステーキハウス」が人気。早めの予約がオススメ。「海(kai)寿司」では本格的な寿司が味わえる。
ダイヤモンド・プリンセス公式ホームページ:船長主催のウェルカム・パーティー
気分が上がるパーティーやプロダクション・ショー
昼はカルチャー教室やダンスレッスン、ゲーム、夜はシアターでのショーやバーでのライブなど多彩なイベントプログラムが用意されている。船内新聞でスケジュールをチェックしてぜひ参加してみよう
クルーズのラストを飾るイベントはアトリウムでのバルーンドロップ・パーティー。ドレスアップして楽しもう。
ダイヤモンド・プリンセス公式ホームページ:プロダクション・ショー
新たなプロダクション・ショー
「ザ・シークレット・シルク」
2018年から上映開始の「ザ・シークレット・シルク」は日本伝承民話「鶴の恩返し」をモチーフにしたミュージカルショー。
音楽やダンス、パペットを駆使した演出が斬新だ。プロデュースは「ウィキッド」など手掛け、アカデミー賞など受賞歴を持つ作曲家のスティーヴン・シュワルツ氏。子供からシニアまで楽しめる。
写真:ダイヤモンドプリンセスクルーズ天然石を利用した大浴場
日本式の大浴場は、最上階に当たるサンデッキ後方に設けられ、庭園と合わせて820平方メートル(約250坪)もの広さとなる予定。屋内浴場は温泉地で見かけるような岩風呂と木を使った風呂の2種類を設け、日替わりで男女を入れ替えることで乗客は両方の浴場を楽しむことができる。床から天井まで窓の高さを確保し、大海原を眺めながらの入浴が楽しめる。また打たせ湯やオーシャンビューのドライサウナなども用意する。
一方、男女共用の屋外浴場スペースにはジャクジーのような浴場と足湯、ラウンジチェアなどを用意。またドリンクと軽食も楽しめるという。
現時点では詳細は未定だが、早朝から深夜までオープンする予定で、料金はひとり当たり20米ドル(90分)、乗船時に予約を受け付けるという。
大浴場
ダイヤモンド・プリンセス
就航年 |
2004年 |
船籍 |
イギリス |
総トン数 |
11万5875トン |
全長 |
290m |
全幅 | 37.5m |
喫水 |
8.55m |
速度 | 22ノット |
最大乗客数 | 2,706人 |
クルー | 1,100人 |
乗員乗客比率 | 2.46人 |
スペース比率 | 42.83トン |
デッキ数 | 18階 |
客室数 |
1353室 |
ベランダ付き比率 | 54% |
窓なし比率 | 27% |
バスタブ比率 | 16% |
プール数 | 4 |
ジャグジー数 | 8 |
レストラン数 | 8 |
ルームサービス | 24H |
バー数 | 14 |
船内言語 | 英語・日本語 |
改装 | 2014年 |
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