CA868便に関してはコチラをご覧下さいませ。
中国国際航空868便にて南アフリカのヨハネスブルグから北京までの14時間のフライトを終えて北京首都国際空港に到着した。アナウンスによると摂氏-1℃との事なので、ヨハネスブルグとの温度差は30℃にも及ぶ。中国国際航空の主力機でもあるBoing777-300ERは大型シェル型シートなので14時間を超えるフライトでも疲れ知らずであった。また隣が空席だったのでより快適性が増したのかもしれない。
今回お世話になった機体はBoing777-300ERで機体番号はB2088。機体の登録番号から受注年を検索してみると2011年12月となっているので、機体年齢が7年と推測される。ANAが運航している機体の多くは13年~20年以上と古く、2018年以降Boing737-500の機体が引退するなど、機体の老朽化が目立つ。勿論導入当時の座席を使用しているのではなく、新しい座席にリニューアルされているのだが、天井やギャレー、ラバー(お手洗い)に古さが、気になっていたので、引退は利用者にとっては嬉しい。
一方今回利用した機材は最新のレイアウトで、Boing777に搭載しているANAのビジネスクラスシート(ANA BUSINESS STAGGERED)より、個人的には快適であった。
ボーディングブリッチを歩いている時は、外気温が-1℃という事もあり肌寒かったが空港内に入ると暖房は効いてないものの、機密性が高いので暖かくジャンパーなしでも、過ごす事ができそうだ。3日ぶりに中国語圏内に戻って来たのだが、何故か懐かしく感じてしまった。
いつもならオレンジ色の椅子に腰を掛けるのだが、ラウンジが待っているのでお手洗いを済ませラウンジに向かうとしよう。
北京は日本人旅行客やビジネスマンが多く利用する事もあって日本語の表記がされていたが、「郷に入れば郷に従え」の精神で中国まで来て日本語の表記を見るなんて、よほど日本人は語学力が低い民族なんだと認識されているんだなと思ってしまう。日本においても2020年の東京オリンピックに向けて英語表記を増やすとか、様々な語学に対応したタクシー運転手を増やすと目標を掲げているが、日本に来たなら自分のいきたい場所ぐらい日本語で伝えるか、せめて英語で話せるように勉強してから来てよと思ってします。
中国国際航空の32社のメンバーと共同で利用するので、日中になると略満席になる事が多いという。
プライオリティーパスでは中国国際航空のファーストラウンジ、日本航空のサファイヤやJGC会員などが利用できるBGSラウンジ、狭くてあまりオススメしない、ビジネストラベラーズラウンジなど北京首都国際空港はプライオリティーパス利用者にとって天国である。
トランジットでの北京首都国際空港のラウンジのアクセス方法はエスカレーターで一つ下の階にある乗り継ぎ用の保安検査場で審査をした後、航空券入国スタンプが押されるのを確認すると開けた空間が広がっているので、右側に歩いて行きましょう。4分程歩いているとラウンジへのエスカレータがありますので、エスカレータに上り上の階へ向かいます。
中国国際航空のビジネスクラスラウンジに到着した。
高級感があるかと問われると首を横に振ってしまうラウンジですが、天井が高く明るいラウンジですのでどちらかと言うと海外旅行初心者向けのラフな感じのラウンジである。羽田や成田にあるANA SUITE LOUNGEはビジネスマン向けのデザインで重厚感があるので南アフリカのサファリに行くような旅行客には場違いな感じですが、この中国国際航空のランジは気楽に利用できる。
この写真を撮影したのが午前5時台という事を考えると、中部国際空港や関西空港のラウンジは非常に営業時間が短いく不便だと感じてしまう。
このソファーに一瞬座ってみたのだが、非常に座り心地がよく数時間のトランジットであれば非常に快適に時間を過ごせるソファーであった。だが、ハブ空港であるラウンジなので、人の出入りが激しいので私のような細かな人にはゆっくり休めないと思ってしまうジャーニーもいるだろう。
ソファーのそばにはバーカウンターや食事がバイキング形式で用意されているので、ホテルのバイキング会場だと認識するとラウンジのイメージがつきやすいのではないでしょうか。実際に様々なブログを拝見させて頂いていると「ラウンジは一流ホテルのバイキング会場だ」と好評している方も多数いる。
中国国際航空の本拠地であるラウンジだけあって、食事は充実していました。
機内食を食べて時間がそんなに経ってなかった事や、早朝だった事もありお腹いっぱいでしたが、バナナとパンプキンパンとコーラを頂きました。
日中になると、焼売や焼きそば、焼肉など立派な食事が並ぶランジですので、スターアライアンス系のビジネスクラスをご利用の際は、是非訪れてください。
機内では殆ど寝ずに映画やドラマを観る私は、日本を出発前にラウンジの設備を下調べしていたので
中国国際航空のビジネスクラスラウンジに仮眠室がある事は知っていた。無料で利用できるシャワーを浴びてから仮眠をしようと思ったのだが、睡魔に負けてしまい真っ先に仮眠室に向かったのだ。
ラウンジの係員に英語で「仮眠室を利用したいのですが」と訪ねた。
係員:「パスポートと搭乗券を見せて頂けませんか?」
筆者:「はい」
係員:「少々お待ちください」
「CA159便ですね、パスポートをお預かりさせて頂きます」
筆者:「お願いします」
「あのー、最大何時間利用していいのでしょうか?」
係員:「搭乗時間まで、ご利用頂けますよ笑」
と会話をした後仮眠室に案内をしてもらいました。
「搭乗時間まで、ご利用頂けますよ」と答えてくれたんだけど、苦笑いされました。少なく見積もって8時間以上は滞在するお客様だなと思われたようだ。
テレビは無いものの仮眠室と小さな机があり、北京にある下手な格安ホテルよりは断然快適であるだろう。このベットを見ていると中国国際航空のファーストクラスのように思ってしまう。ベットのサイズは横幅が80cm、縦幅が190cm程あるので身長156cmの筆者には充分快適な広さであった。
ベットに横たわり暫くラウンジ内にあった日経新聞を読んでいたのだが、いつの間にか寝落ちしていた。
北京首都国際空港は、中国の伝統的な色彩である黄金の梁が天井を覆い、龍をイメージさせるデザインとなっている。
竹と言えば日本を思い浮かべる方も多いですが、ベトナムや中国でも竹は様々な用途に用いられている。特に竹は建設現場の足場に使われる事が多く香港の街を歩いていると、高さ100mを超える建設物の足場に使われているので日本人にとっては驚きの光景ですが、竹の足場というのは非常に効率的で経済的の素材である。
竹の足場は鉄骨の足場と比べて費用は1/3で重量は1/5という事で持ち運びも比較的しやすく、竹は収縮性がありますので、香港の気候に適しており、湿度によって竹が膨らむのでより頑丈になるという。
中国国際航空のビジネスクラスラウンジを後にし、エスカレーターで一般人と同じエリアに戻るとした。
搭乗ゲートは17番ゲートですが、空港散策も兼ねて反対方向のゲートに向かった。ラウンジを出た後はまず17番ゲートの位置を確認し、散策をしました。成田空港と比べ天井が高く開放感があり、世界第二の空港を肌で感じる事が出来ました。だが免税店エリアはほんの一部で、北京空港で免税店散策をしたい方は落胆してしまう人もいるかもしれない。意識する方は少ないと思いますが、成田や羽田を問わず日本の空港の多くは床の素材が布っぽい素材に対し北京空港は大理石なので、清潔感が漂っている。
中国国際空港を拠点に旅をしている筆者はシンガポール航空のA380型機を滅多に見るこ事がなく、シンガポール航空のA380を見たのはシンガポールのチャンギ空港と香港国際空港で見て以来で、4日ぶりに拝む事ができた。中部空港にも何度も飛来した事があるが、実際には利用していないので、近い内にシンガポール以遠の路線で利用してみたいと思っている。A380型機のエコノミークラスだと話題性にあまりならないので、ビジネスクラスで航空旅行をしたい。
A380のメリットは沢山あるのだが、あまり気づいていないデメリットが存在する。
目的地に到着した後に待ち受けている入国審査にA380に搭乗している乗客、約500人が一斉に押し寄せるので長蛇の列を覚悟しなければならない。500人と言うと筆者が昨年(2018年5/8~8/21)に利用した世界一周クルーズの乗客1000人の半分の乗客という事になるので、イミグレーションやターンテーブルは乗客でごった煮状態とかす事だ。
A330-300(機体番号:B5916)は中国国際航空CA183便で北京⇒羽田の短距離国際線に利用されていた。機体番号5916で検索してみると4時間未満の短距離線に投入されており、Chongqing (CKG) ⇒ Beijing (PEK) やShenzhen (SZX)⇒ Beijing (PEK) などの国内線に投入している。
ここでワンポイントアドバイスですが、中国の国内線の特徴として中国東方航空や中国南方航空、そして中国国際航空などのフラッグキャリアでは、国内線に国際線機材を投入しているので、ビジネスクラスの座席は国際線に対応したレイアウトなので、快適な空の旅を堪能できるので、日本航空で言う国内線ファーストクラスよりピッチが広いだろう。
日本の国内線でも関西=成田や中部=成田線のような限られた路線が機材繰りの関係で国際線機材が堪能できますが、中国本土の国内線では意図的に導入しているので、機材の運航コストや「外変」「内変」の作業による従業員の負担がでかいような気がする。
「外変」「内変」とは?
国際線機材を国内線機材として運航する際、税関の関係で搭載されている機内誌、枕、毛布は勿論、カートなどの備品を一度全て取り出し、新たに取り出した備品を詰め込む作業の事で、実際に2017-2018年にかけて空港職員として「外変」「内変」作業を経験しましたが、数十kgの備品を持ちながらボーディングブリッチに横にある階段を上り下りするのは非常に過酷である作業である。
16:45発の中国国際航空CA159便は北京⇒中部線で、今回の「国際線ビジネスクラス航空旅行」は終了となってしまう。合計フライト時間が約35時間30分の「夢の旅」が終わってしまうので、なんだか寂しくなってしまう。CA158便はB737-800型機なのでフルフラットシートではないのだが、小型機だからこそのメリットもあるので短距離線であれば、嫌いではない。
中国国際航空を評価してみた(★★★★★)
カウンター:★★★
ラウンジ:★★★
座席(ヨハネスブルグ⇒北京):★★★★★
座席(北京⇒中部):★★
機内食:★★★★
接客:★★★
機内エンターテイメント:★★★★★
中国国際航空が何故酷評が多いのか暫く調査した所、エコノミークラスの機内食がかなり酷く、中国系の航空会社の中でも最悪だと分かった。これは悪魔でも短距離線で、中部⇒北京線のような3時間30分前後のフライトを指しており、北京から欧州や北米などの長距離線に視点を移すとまあまあのクオリティーなので、個人的に中国国際航空の評価は高い。
だが、シンガポール航空やキャセイパシフィック航空と比較すると、航空会社がエコノミークラスの機内食にかけている費用が3USD以下だと推定されるので、CS(顧客満足度)が低くなってしまうのだろう。
ビジネスクラスに関しては運賃の割に、充実した機内食でフカフカシートを堪能できるので中国国際航空嫌いの方はビジネスクラスを利用してから、もう一度評価してみてはどうでしょうか?
オススメ航空会社:トップ3
1位:シンガポール航空
2位:キャセイパシフィック航空
3位:ルフトハンザドイツ航空
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