Republic of Cuba
キューバを旅した人に一番の魅力を訊ねると、多くの人が「人」と答える。明るくフレンドリーで親切な国民性。差別や排他的な雰囲気もない。実際ハバナのあちこちにある広場では、現地の人と観光客が入り混じり、モヒートを片手にお互いの国について談笑しているのがよく見られる。
そんなハバナでの毎日をより楽しむなら、現地の人とコミュニケーションを是非試して欲しい。ガイドブックにもインターネットにも載っていない、リアルなキューバの一端にふれる事が出来るだろう。ただし、中には民族衣装サンテリア姿のおばさんを撮影したら1$請求されたという例もあるがそこはご愛敬。いい思い出ができた、と笑ってやり過ごすべし。
街を歩いているだけで、何かと出会えるのがハバナという街のいいところ。
出典:(株)ジャパングレイシスより
そんなキューバを訪れたのは7/17(火)、カリブ海のど真ん中ある島だと感じさせる体験をする事になった。
キューバに向かう航路は、世にも恐ろしい伝説地帯を通過する。
数多くの飛行機や船が行方不明になると言われている「魔の三角地帯」、それはバミューダトライアングル。
バミューダトライアングルとはアメリカのフロリダ半島の先端、バミューダ諸島、プエルトリコを結ぶ三角形の空間「バミューダトライアングル」である。またこの海域は台風、霧などの悪天候が多く、強い海流のメキシコ湾流が流れているので、海や空で事故が多発する地域であり、「謎の失踪」が多く確認されています。
キューバ、ハバナには6:00に到着した。
ハバナ港クルーズターミナル・シエラマエストラ、南埠頭着岸ターミナルに着岸。
気温は27℃、晴れという事で海水浴にはもってこいの気候である。
キューバといえば何を思い浮かべますか?
「閉ざされた未知の国」、ルンバ、ラム酒など色々出てきますが、その中に「海」を入れるのを忘れてはいけません。
キューバには世界でもトップ3に入る程のビーチがある事をご存知でしょうか?
その美しいビーチとは「バラデロビーチ」で、添乗員の話では世界的にキューバのバラデロビーチは3位で、2位がメキシコのカンクン、1位がオーストラリアのホワイトヘブンビーチがランクインしているそうだ。この順位はあくまでも某企業の格付けとなっている為、ネット上では様々な国のビーチがトップ5に選ばれているなど、順位は変動しているので、大切なのは自分にとってそのビーチが何位であったかではなく、「何があったか」「誰と訪れたか」で決まるものだと思ってます。
ピースボート98回クルーズで訪れた寄港地で5ヶ所のビーチを訪れました。そこで他の記事でランキング化しましたので是非ご覧下さい。
第98回ピースボート世界一周クルーズ:「寄港地ベストビーチ」
キューバで流通している通貨には「人民ペソ(CUP)」と「兌換ペソ(CUC)」の2種類がある。兌換ペソとは外国通貨と交換できるペソで、呼び方は“クック”または“セーウーセー”で、外国人旅行者が使用する通貨です。ホテル、民宿、レストラン、タクシー、長距離バスや飛行機のチケットなど、外国人旅行者が利用するものは全てこの兌換ペソ建ての料金が提示されます。
一方、人民ペソ(以下ペソ)はキューバ国民が使うお金で、名称は“ペソ”や“ペソクバーノ”“モネダ・ナシオナル(MN)です。CUCとの換算レートは1CUC=24ペソ。
両替は空港やホテルのロビーでするですが、日本円から直接両替する事ができません。主に米ドルとユーロから両替するのですが、米国との政治的な背景(2018年9月現在)からユーロから両替する事をお勧めします。
上記の写真は40ユーロ=40CUCで両替したもので、5200円分の兌換ペソを両替した事になる。
キューバのバラデロビーチまでは個人でも行く事が出来るが、時間の関係上ツアーに参加した。滞在時間は14時間程しか設けられていない為、ツアーバスが一番最適だと考えた。港からビーチまでは2時間30分程の距離がある。往復で5時間の距離だ。
今回申し込んだツアーは12時間コースで、
ハバナC:22,000円「キューバ最大のリゾート地・バラデロビーチとハバナ」である。
初めに港から10分程の距離にある旧市街を散策した。
旧市街の見所はアルマス広場やカテドラル広場でオバマ大統領も訪れたハバナの大聖堂である。
キューバの街中には沢山の教会があるので、キューバの人々の多くはキリスト教なのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、現在のキューバは無信教者が約55%にまで達していると添乗員が話していた。
キューバと言えば写真のような「アメ車」ですね。
なぜキューバは2018年になっても旧車のアメ車が走り続けているのか、その理由を探ってみるとアメリカとキューバの政治的背景が影響しているようだ。キューバ政府の方針で、新車の販売は2011年まで禁止されていた為、中古車しか市場には出回りまわっていませんでした。ただし、特例があったようで、新車は大きな功績のあった人のみが新車の購入がを許されていました。
その為、キューバ革命以降のソ連などの社会主義国から車が輸入されていたものの、1959年以前にアメリカから輸入していた車を修理して販売するしかなかったという。
このような時代背景があり、アメリカンクラシックカーが現在でもキューバで日常的に走っているのです。
トリップアドバイザーで4つ星と評価されているアレナス・ドラダスホテルに到着した一行は一先ず男女別に一室ずつツアーが荷物置きと更衣室の代わりに客室を手配した。このホテルの料金を調べてみると1泊2日で17,000円とキューバの物価から考えると若干料金が高い設定になっているが、リゾートホテルという事を考えると、妥当な金額なのではないでしょうか?
世界で第2位にランクインしたカンクンでホテルを予約した場合も同じ料金かそれ以上の料金が掛かってくるので、リゾートはやはり高いという事を頭に入れておきたい。
恐らく今回は一室1万円くらいで手配したのではと推測しました。
スモーガスボート形式(バイキング)の昼食となった。部屋に荷物を置いた後は出発時間まで、自由時間となっている。
レストランの一角にシェフが鉄板で大量の牛肉を焼いていたので5分近く並んで、味を楽しみにしていたのだが、見事に期待を裏切って頂いた。まるで犬や猫の肉を食べているようだった。
非常に噛みごたえがあり、様々な香りが楽しめる風味豊かな生臭さが特徴の肉でした。コーラも常温で炭酸を一切感じさせない黒色に着色された砂糖水を飲んでいるようでした。とは言うもののキューバは想像通りの食事だったなと思っている。YouTubeでキューバを紹介しているのを出発前に見ていたのでこれがキューバなんだなと肌で食文化を学ぶ事が出来ました。
今回利用したホテルはオールインクルーシブの料金体制の為、腕に専用のバンドを巻いて滞在する。このバンドを見せる事によってソフトドリンクは勿論お酒、アクティビティが追加料金なしで利用する事ができる。オールインクルーシブシステムとは専門用語で、ホテル内の施設や飲食において、追加で支払いをする事なく過ごせる料金システム。その為、ビーチへも手ぶらで遊びに行く事ができる。
しかしカメラやタオルなどを持ってビートで泳いだりするので、貴重品の置き引きには注意すべきである。
そもそもこのバラデロビーチは、もとは欧米のVIPの別荘地として一光を浴びたリゾートでしたが、近年は開発が進み、
デラックスホテルやアクティビティーが充実したキューバ最大のビーチリゾートとして世界中に広がっていきました。
ホテルにはプールが数個あるのだが、私は足すら水に浸けなかった。
世界でもトップレベルのビーチがあるというのに、なぜプールで泳ぐのーーと言いたい。
海水が苦手な方や、悪天候で海で泳げない場合は仕方ないが・・・・
うーーーむ。
確かにこのバラデロビーチは水深が浅い場所が少なく、すぐに深くなってしまう。小さいお子さんには不向きかもしれないな。その子連れ夫婦も恐らくこのプールを利用するのかな。
リゾートホテルを出発して夕食会場のレストランに向かった。レストランはハバナ市内にあるので2時間程かかる。しかしキューバの交通事情は想像以上に改善されている。ほぼ一直線に伸びた高速道路を見た時は一瞬「ここは本当にキューバなの」と目を疑った事を覚えている。ここのレストランはホテルの2階にあるのだが、男性トイレの電気が壊れたようでロウソク1本で補い、エアコンは申し訳なさそうに風が出ているだけだった。ものすごく暑く、以前訪れた真夏のベトナムハノイで経験した暑さに匹敵した。
発展途上国が大好きな私は、アドレナリンが出まくっていました。
この不便さが病みつきなのだ。
レストランの色と似たような塗装のアメ車が泊まっていたので「パシャリ」
大げさになりますが、クラシックカーを見るだけでも行く価値がある国、キューバ。キューバは、アメリカを代表とする資本主義の影響をあまり受けてきませんでした。その影響でキューバは、アメリカン・クラシックカーやスペイン風の街並みがとても魅力的な国になったのです。朝に訪れた旧市街の町並みが強く蘇ってきます。
だが、そんなキューバも少しずつ時代の流れに乗り、古き良き伝統が薄れてきていると言われています。
ラウル・カストロ国家評議会議長が推し進める、キューバ国民に対する自由化政策として、2011年に車の売買が解禁をはじめ、2015年からは、アメリカとの国交がようやく回復しました。その影響もあり少しずつ資本主義の波がキューバに押し寄せ、50年代のクラシックカーが走る光景が見られるのも、時間の問題かもしれませんね。
かぼちゃスープが前菜として頂いたのだが、すごく中途半端な味付けでかぼちゃとは思えない味付けだった。風味はほぼゼロで味は薄い。同じテーブルのメンバーは胡椒をたっぷり入れて食べていた。
キューバで有名なターボンの白身がメインディッシュとして出てきた。
これは普通に美味しい。塩味が少し強かったが付け合せの白ご飯と食べると日本で食べるより少し劣る程度の味をキープできました。カボスを魚ではなくコメに少々かけた事で、少し生臭さが消えました。あまり質の良い水で炊いてないのかな?
レストランから港までは車で15分の距離にあり帰船リミットまでは1時間程余裕が有る。
港が目の前にあるので、リミットの15分前を目安に行動したいと思う。
バスを降りると、顔見知りの女性が2名いたので声を掛け一緒に散歩する事にした。
一歩脇道に入ると一気に治安が悪そうな雰囲気に包まれた。
犬の遠吠えも聞こえてきたり、厳つい男性が歩いていたり一人で歩かなくて良かった。
一見どこにでもあるような建物であるが、私にとっては特別な存在の建物である。
実はここ、YouTuberのおのださん(おのだ/kankeri02)が訪れた場所で、キューバを訪れたら見てみたいと思っていた場所だった。
この建物はレストランを併設したフェリーターミナルで、何も知らない観光客は素通りするレベルの地元市民の足となっている。
しかし一目見れただけでも幸せになれたので、小野田さんにメッセージを送ってしまいました。(*´∀`*)
本来なら私も建物の中に潜入し、このブログでレビューをしたかったが、帰船リミットの関係で中に入れなかったのが残念だ。
この建物から港までは7分程、暗くなった事だしスリに気をつけながらターミナルへと向かった。
夕飯はツアーで訪れたレストランで頂いたのだが量が少なかったので、行きつけの波へいで北京ダックを注文しました。値段は1680円で波へいメニューの中でもトップ3に入る高級料理である。
北京ダックは肉も欠かせないがタレの役割も重要で、このタレは甘辛さが絶妙だったのですが、少し量が多い印象を受けました。
私自身、あまりべっとりとタレを付けるタイプではないのが原因の一つかもしれませんが、つけすぎると辛くなってしまうのだけではなく、ネギの風味を損なってしまうのでは・・。
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⇒2018年4月30日に入社1年目を迎えた23歳男性が、居酒屋によく貼られてあるポスター、ピースボート世界一周クルーズに参加する事を決意し、退職。2017年8月には退職する意思を伝え日々社会人生活を送ってきた。
社会人になって思ったことは毎日が同じルーティーン。
起床から始まり朝食⇒身支度⇒出勤⇒昼食⇒勤務⇒退社⇒風呂⇒夕飯⇒寝る。
幸い筆者は通勤ラッシュの時間からズレていた為、通勤の疲労はそこまで感じていなかったが、果たしてこれが人間らしい生活なのかと疑問を感じるようになった。
そんなある日「こんな時間に地球征服するなんて」という番組でれいなさんが豪華客船に乗り込みレポートする、「豪華客船アース」に魅了・・・・
世界一パリが似合わない男の黄昏日記を読んで頂き誠にありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
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