2018年5月12日(土)の6:30にオーシャンドリーム号は基隆港に到着した。基隆に着く前日に案内で、入国手続きには2時間程掛かる場合があると言われていたので6:30くらいに起きて朝食を食べ、8時くらいに下船する予定を立てていたが、7時15分ぐらいには下船許可を知らせるアナウンスが流れてきたので、7時30分過ぎに急遽下船する事にしました。
身支度をして10Fのデッキに出ると一瞬にしてここはアジア、台湾に来たんだなと肌で認識する事ができた。
台湾らしい独特の香り、なんかの調味料の匂いなのか・・何処に行っても似たような匂いがする。台湾には2007年、2008年、と過去に訪れているが、その時とさほど変わらない。
10Fを一周した後超軽めの朝食、台湾で食べ歩きをする計画だったので・・・食べながら、9Fのリドで部屋メン3人と台湾でまず何をするか話し合った。
玄門は5Fと3Fの二箇所あるのですが、今回の玄門は3F、オーシャンドリーム号を下から覗いたのは初めてだ。
基隆の港、そんなに水深が深くないんだ。大型客船はもっと深い所に停泊するのかと思っていた。
それにしても晴天に恵まれたもんだ。
実は98回ピースボート世界一周クルーズで折りたたみ傘を利用したのは数回だけ。クルーズデレクによると、これ程天候に恵まれたクルーズは無かったという。
港にはオプショナルツアーのツアーバスが軒を連ねていた。
20台は駐車してあっただろうか、一台あたり35名としても600人以上の収容人数がある。何故35名かと言うとピースボートがジャパングレイスに依頼してあるオプショナルツアーは余裕のある座席設定がされており、私も13程のツアーを利用したがコロンビアやコスタリカ、パナマといった発展途上の国以外は大型バスを利用しているので一人2席を使うなど、長距離移動にはありがたいサービスだと感じていた。
今回の旅のルートは
基隆港⇒九份⇒台北⇒基隆散策、夜市⇒基隆港となった。
九份までのアクセスをバスか電車で行くか、それともタクシーで行くか話し合いの末、料金は3社の中で最も割高ではあるが、4人で割勘する事や時間短縮の意味合いを兼ねてタクシーで行くことにした。
基隆から九份までタクシーで40分、料金は600元で行く事ができる。今回の基隆観光は私を含め4人で回るので一人あたり150元。日本円では約600円、日本では初乗り料金も賄えないであろう。
日本では殆どタクシーを使わない私であるが、今クルーズの寄港地では一番お世話になった乗り物となった。しかしタクシーは4人乗りとは言え4人で乗ると狭い。小柄とは言え、後ろ3人で荷物もあるのでちょっと大変かな。
しかし、人数がいるからこそ楽しめる事も沢山あるので、人数は気にせず以降の寄港地も回ることにしていた。
九份の入口まで連れていってくれる。
九份のベストスポット、阿妹茶楼までは、昔ながらの繁華街を通っていく。時刻は9時を回った頃だっただろうか、まだ涼しい朝風が残る中様々な香りが暴れ回ている道中をひたすら進む。鼻が可笑しくなりそうだ。九份をあまり知らない人がこの写真を見るとここが九份なのかと疑う人も多いが、多くの人がイメージする九份は阿妹茶楼周辺から撮影したものである。実はあれは、ほんの一部の九份なのだ。
阿妹茶楼まであと少し、今回のメンバーとも話したが台湾ではお土産は買わないと意見が不思議一致したので、所々の店で月餅やマンゴープリンなどの名物を眺めるが、スルーした。
台湾のみの観光であればマンゴープリンを購入していたのだが、今回は夢の世界一周、お土産を何にするか、予算はいくらにするか慎重に検討する必要があるのだ。
この場所だよ、ここが皆がイメージする九份、阿妹茶楼が印象的だ。
ピースボートのメンバーで九份を訪れる人の多くが昼に訪れるか、夜に訪れるか意見が真っ二つに分かれていたが、私たちは日中に訪れ、夜は基隆の夜市を時間を気にせず回るという計画を立てたのだ。夜市は港から数分の所にあるので、ギリギリまで堪能できる。20分程九份のメインであるスポットも観光した事だし、台北に行くかもう少し滞在するかという話になったが、お茶屋さんの店主がおすすめのかき氷があるよと、声を掛けてきたので休憩を兼ねて食べる事にした。
店主おすすめのマンゴーかき氷を食べた。
料金は200元、台湾は何度か訪れているのになんでこんな勘違いをするなんて。
200元、日本円では800円程なんだが、一瞬200元=200円と勘違い。迷わず注文してしまったのだ。メンバーも値段感覚を同様に勘違いし即決で注文していた。
かき氷がくるまで待っている際、タクシー料金の安さに花が咲いていた。一人150元だったから、お得だね。良かった・・と言った矢先に。あっかき氷200元、かき氷案外高かったね。っと後の祭り。だが、ここは初寄港地でもあり、私以外のメンバーは台湾初上陸。私もテンションは高かったのでここは値段を気にせず、台湾名物のマンゴーかき氷で火照った体を冷やした。
体も冷えた事だし台北観光でもするかとなり、バス乗り場に向かった。お茶屋から阿妹茶楼を背に左手に進んでいくとバス乗り場がある。行きと違い坂道がメインとなっているので、ご心配なく。
九份から台北市街までは路線バスで90分。12時前後は基隆客運バスが運行している1062系統を利用するのがおすすめ。
またこのバス停には、
- 788系統(毎日)
- 825系統(土日祝のみ)
- 827系統(毎日)
- F802系統(平日に3便のみ)
- 1062系統(毎日)←台北まで行くバス
などが停まり、観光客の行列が出来ていない時間帯であれば、台北(MRT忠孝復興駅)まで直通で行ける1062系統基隆客運に乗るのが便利だと日本人観光客の間では言われている。気になる台北までの運賃は101元なのだが、100元札しか持っていない。どうしようかと思ったが、100元でいいよと乗せてもらった。海外、特にアジアは本当に緩いなといつも感じてしまう。シンガポールや日本では通用しないけどね。
終点の忠孝復興駅から台北101世貿駅までMRTで向かう。20分で20元の運賃で行く事ができる。
忠孝復興⇒大安⇒世貿
大安駅で乗り越えるのだが、忠孝復興駅からひと駅なので乗り過ごさないように気をつけて欲しい。
満員列車ではあったが、まるで新車のように綺麗な車両だったので、台湾とは言え流石都会だなと感じた
20元で乗れるのはありがたい。
日本は公共交通機関の料金が高いと言われているが、実際に海外を旅していると改めて値段の高さを実感させられる。
※この画像は無断転用しても構いません。
路線図を有効活用して、台北観光を楽しみましょう。
台北市内を走るMRT
台北を訪れる際は、日本でこの画像をダウンロードしておくと便利です。私もこ路線図があったからこそ、迷わずスムーズに観光をする事が出来ました。
バスの終点である忠孝復興駅1番線から、大安駅で2番線に乗り換えて台北101に行くのが最短である。
台北101はMRT「台北101/世貿」駅の出口4からすぐ。
出口を間違えても大丈夫。台北101はシンボル的存在でもあり、上を見上げればお・そ・ら・く位置が把握できるので迷わないだろう。
台北の代名詞とも言える台北101。
九份から路線バスで1時間20分の所にあり、九份方面から台北市内に入ると市街地の奥の方に方にそびえ立つように見えてくる。まるで竹が天高く伸びているように。台北101は高さが509m、2008年当時は世界一早いエレベーターが使われており時速60kmで上昇するエレベータでGを体験する事ができた。
台北101は89階建てでフードコートは地下1階にあり、中国語で「購物中心」と表記されている。
数十店舗ある中で私は安可盧という店を選択。メンバー4名は別々の店でお好みの品を注文していた。フードコートの利点を最大限に生かした昼食となった。
10種類ある中で私は⑤を選択。この中で一番さっぱりしてそうだ。
数ある定食からチョイスしたのは日本で言う「豚肉の生姜焼き」みないな品で価格は138元、日本円で540円と台北101で食べたにしては割安だったのではないだろうか?
このキャラクターは一体何だ!
ダンパーベイビーでもないし、ちょっと分からないなー笑
DISCOのイメージキャラクターなのかな。
101からバス停までは歩いて10分、大通りを直進すれば右手に見えてくる。
路線バスで台北101から基隆港までは30分で50元だったのだが、500元札しか持っていなかったので
「早く座れ、金はいらん」と運転手に言われたので、認定済みの無銭乗車となった。
基隆港に到着。
今から基隆の街を散策する。近くにあるセブンイレブンでコカ・コーラを23元で購入した。今クルーズは23ヶ国巡るのだが、全寄港地で500mlのコーラを飲み、物価と味を調査する事にした。海外でコーラを飲むとペットボトルで密閉されているのにも関わらず気が抜けた味がする時があるが、台湾のコーラは日本より味が薄いと感じたものの、炭酸は強めだった。
コーラを飲みながら中正公園に向かう。
まだ5時を回ったばかりなので、夜市で出される露店の出店準備に追われていた。
中正公園はへのアクセスに関しては、港沿いの中正路を歩いていると中正公園の道のりを表した看板もある。電車にて台北から基隆港に向かった場合は、港から8分程の距離にある基隆駅から信二路にある中正公園の入り口までは徒歩10分で到着する。中正公園入り口の階段を登り、まず右手に見えてくるのが忠烈祠。忠烈祠とは戦争で亡くなった英霊を祀る祠と言われており、消して大規模な観光地ではないのだが、青々とした木々に囲まれており、地元の人のデートスポットにもなっているとか。
中正公園入口から計200段程の階段を登ると、主普壇が威風堂々と聳えていた。
ここで新たに女性2人のメンバーと合流し夕飯もご一緒する事になったのだ。
基隆市内のサンセット。執筆をしていると、懐かしすぎて恋しくなってしまった。ピースボートを下船してまだ数日なのにこんなにも懐かしく思えるなんて。とは言っても基隆を訪れたのは100日以上前。そりゃあ懐かしく感じるわけだ。
気温は29度程で湿度は非常に高く、肌がベトベトしていた。台湾の恋愛ドラマで何度か観た事がある景色だな。しかもサンセットで。
合流した2名を含め計6名で、精食堂で夕飯を頂いた。
一人品では物足りないので10品程注文し、6名で分ける事にした。台湾元も残り少なくなってきた事もあり、残しても仕方ないのでコインを含め全額使い切ろうという案がでた。一人ずつお金を机の上に並べ計算してみると1350元程あるのが分かったので、計算をしながら読めない漢字の品も含め色々注文してみた。羊、牛、肉、豚、魚、野菜、できるだけ多くの品数が食べれるよう、あれでもない、これでもないと右往左往しながらも注文するのがまとまった。
コインも沢山あったのでお土産用のは残しつつ、計40元ほどチップを店員にプレゼントした。
自己紹介をしたり、台湾で夕方まで何をしていたのか語り合っていると、あっという間に時間が過ぎていった。時計を見ると20:20。少し駆け足でレジに向かい会計を済ました。店から港までは10分も歩けば着くので、夜の基隆を軽く散策しながら向かった。
基隆の港に着くとIDカードの掲示を求められるだけであって、空港のようにボディチェックを受ける事もなく通過する事ができた。船までの動線には数名のオレンジ色の服を着たピースボートスタッフが、駆け足で戻るように促していた。この時点で帰船リミットの15分前。
帰船リミットは出航の2時間前の21時。台湾滞在時間は約13時間、一般的な旅行より非常に短い滞在時間であったが、濃い時間を過ごす事ができたように感じている。出港時間は台湾、基隆以降は出港の1時間前に設定されるようになった。恐らく台湾は本クルーズで初寄港地だけあって乗客が遅れてくる事を予め見込んでリミット時間を設定したのかな。私が船に戻ったのは5分前。今後の寄港地でもリミットの5~20分前に船内に戻るといった、正直あまり余裕の無い行動をとってはいた。1秒でも長く異国情緒を味わっていたかったのだ。
基隆港を出港したのは23時過ぎ、
98回クルーズの出港曲であるザ・ロイヤル・コンセプトの「on our way」(2013)を流しながら基隆の港をゆっくりと離れていった。基隆の港には船を見送る人々が集まってきており、エバーグリーンホテルの客室からも電気を消して見送っている人々をデッキから眺める事ができた。最近の見送り方はテクノロジーらしさが現れており、スマホのライト機能を使い手を振スタイル。こちらもそれを見習って手を振返してみた。
次の寄港地は、シンガポール。6日後の5月18日(金)に到着する。
シンガポールまでの6日間、間は5日間であるがこの11Fが私にとって大きな存在となっていった。
特に北緯24度~北緯6度、シンガポールは5度であるがこんなにも美しい洋上での星空を眺められたのはこの基隆⇒シンガポールの間であった。残念ながら写真には収められなかったが、可能な限り目に焼きつける為に、星空観察が日課となっていた。8/13のペル星座流星群もここから観測。実はここ、星空観察やデートにはもってこいの場所として人気の場所でる。
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⇒2018年4月30日に入社1年目を迎えた23歳男性が、居酒屋によく貼られてあるポスター、ピースボート世界一周クルーズに参加する事を決意し、退職。2017年8月には退職する意思を伝え日々社会人生活を送ってきた。
社会人になって思ったことは毎日が同じルーティーン。
起床から始まり朝食⇒身支度⇒出勤⇒昼食⇒勤務⇒退社⇒風呂⇒夕飯⇒寝る。
幸い筆者は通勤ラッシュの時間からズレていた為、通勤の疲労はそこまで感じていなかったが、果たしてこれが人間らしい生活なのかと疑問を感じるようになった。
そんなある日「こんな時間に地球征服するなんて」という番組でれいなさんが豪華客船に乗り込みレポートする、「豪華客船アース」に魅了・・・・
世界一パリが似合わない男の黄昏日記を読んで頂き誠にありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
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